2023.06.30
ラピダス建設予定地 「千歳美々ワールド」に行ってきました!
こんにちは。リージョナルキャリア北海道コンサルタントの笹本です。
さて、今回はラピダスの建設予定地である「千歳美々ワールド」に行ってきました!
建設予定地では、2025年の試作ライン稼働に向けて、6月から造成工事が始まっており、その様子を視察してきました。
「千歳美々ワールド」とは?
そもそも、みなさんは「千歳美々ワールド」をご存知ですか?
美々ワールドは、千歳市美々(びび)にある工業団地です。実は千歳市は複数(全11ヵ所)の工業団地を有する街で、270社を超える企業が工場や拠点を構えています。
最大の魅力は、新千歳空港がすぐ近くにあるということ。加えて、道央自動車道・道東自動車道の結節点でもあるため、道内外への輸送という点で非常に良い立地と言えます。
加えて、インフラ面でも企業からの評価が高く、豊富な地下水があることや、低価格な上下水道の完備、夏でも冷涼な気候のため工場の省エネにつなげられることが魅力になっています。
以前に参加したラピダスの説明会でも、物流面・インフラ面の好条件が誘致決定の要因のひとつになったという説明がありました。
いざ「千歳美々ワールド」へ!

入口には美々ワールドの案内図がありました。
左側の企業名を見ると、トヨタ、オリックス、ブリヂストンなど大手企業グループの拠点があり、改めて人気の高さがうかがえます。
ちなみに、ラピダスの建設予定地は地図右側の「第二生産ゾーンAブロック」「第二生産ゾーンBブロック」になります。当日は、地図の下部にある美々西通を通って視察に行きました。
まず見えてきたのが公立千歳科学技術大学。

同学は、札幌近郊では希少な理工系大学の一つ。
光科学分野を強みとしていますが、デバイス材料やデバイス、システムの研究も行っており、ラピダスの次世代半導体とも親和性がありそうです。
ラピダスでは、次世代半導体の開発・製造を軌道に乗せるためのポイントの一つとして「人材育成」を掲げていましたが、立地の近い同学との積極的なコラボレーションも期待したいですね。
大学を通り過ぎると、続いて見えてくるのはセイコーエプソンの千歳事業所。
案内図をもう一度見てもらうとわかるのですが、現状は美々ワールドで最大の敷地を有しています。

現在のラピダス建設予定地の様子
そして、いよいよラピダスの建設予定地に到着です。その様子がこちら。




写真ではなかなか伝わりにくいかもしれませんが、広く広大な原野に重機が複数入って、今まさに開拓されようとしているような状況です。
下記はラピダスの工場の建設イメージ図です。当然まだ原野に近いのでイメージは湧きにくかったものの、この場所に広大かつ最新鋭の工場ができると思うと「不思議」な気持ちになりました。

※画像引用::北海道庁HP 次世代半導体産業立地推進ポータルサイト(最終閲覧日:2023年6月30日)
ちなみに、この視察の数日後に西村康稔経済産業相が同じ場所に視察に来ていましたが、ニュースを見ているとわずかに整地の状況に変化が見られ、スピード感をもって工事が進んでいることが実感できました。
今後は9月に新築着工、来年4月に外構工事の開始が予定されています。これからも適宜現地の様子を発信していくので、工場が完成していく様子を是非お楽しみください!
参考HP:
・千歳市工業団地公式HP:https://www.chitose-yuuchi.jp(最終閲覧日:2023年6月30日)
・北海道庁HP 次世代半導体産業立地推進ポータルサイト :https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/jhs/index.html(最終閲覧日:2023年6月30日)
※引用元を明記しているもの以外、画像は全て筆者撮影です。
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