2023.08.31
ラピダス建設予定地の「今」-千歳美々ワールド視察その2
こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、福澤です。
本ブログでは6月上旬にラピダス工事現場に行き、原野から今まさに開拓されようとしている状況をお伝えしました。
ラピダス建設予定地 「千歳美々ワールド」に行ってきました!│地域情報ブログ│U・Iターン転職ならリージョナルキャリア北海道
それから2ヶ月後の8月中旬、2回目の現場視察を実施しましたのでその様子をレポートします。
※引用元を明記しているもの以外、掲載写真はすべて筆者撮影です。
現在のラピダス建設予定地の様子
千歳美々ワールドに入り、公立千歳科学技術大学を通り過ぎ、セイコーエプソンの千歳事業所を経て現場へ。すると、このような光景が・・・
前回のブログでご紹介した時には、工事が始まったばかりで雑草もかなり茂っている様子でしたが、この2ヶ月で整地がかなり進んだようです。比較してみると、進行状況がよくわかりますね。
▼前回6月の様子
そして今回、このような看板を新たに発見!
この看板に表記された「IIM-1」とは一体何なのか・・・?詳しく調べてみました。
『IIM-1』とは
北海道庁が「次世代半導体産業立地推進ポータルサイト」で公開している資料によると、「IIM」は新工場の名称で、「Innovative Integration for Manufacturing(訳:新しいイノベーションを起こすもの作りの場所)」と定義されています。
(画像出典:次世代半導体産業立地推進ポータルサイト/次世代半導体プロジェクトのご紹介 ※最終閲覧日:2023年8月31日)
また、今年5月に千歳市で開催された「北海道における次世代半導体プロジェクト説明会及び工事計画等説明会概要」の中で、Rapidus社小池社長からIIMについて下記の説明がありました。
もの作りもグリーン化していく必要があると思っています。グリーンファブの要件といたしましては、再生可能エネルギーによるゼロカーボン化であるとか、あるいは完全自動操業による光のない工場です。さらに大切なのは究極のリサイクリングを行っていく、廃棄物を極力出さないような技術を推進していくことを考えております。それで今日私どもはこの名前を変えて、ファブではなくなるIIM(イーム)新しいイノベーションの場所というふうに呼びたいと思います。Innovative Integration for Manufacturing(イノベーティブ・インテグレーション・フォー・マニュファクチャリング)の頭文字です。新しいイノベーションを起こすもの作りの場所だというふうに考えてください。こちらがIIM1、第1工場です。うまく展開できた場合には、このIIM2を展開する予定です。これは実に美しいです。これは夢ではありません。現実に作ろうと思っております。
※引用:Rapidus HP「北海道における次世代半導体プロジェクト説明会及び工事計画等説明会概要」(最終閲覧日:2023年8月31日)
半導体の製造工場は一般的にファブリケーションを略してファブ、もしくはファウンドリーなどと呼ばれますが、「IIM」はそれらを超越した、革新的な施設となることを目指しているようです。
その第一棟目となる「IIM-1」は、2025年1月の完成を目指して工事が進められています。
まとめ
ラピダスの新工場「IIM」の外観は、前出の写真にもあるように、自然豊かな北海道千歳の美々ワールドにマッチした意匠となるそうです。
今後は9月に新築着工、来年4月に外構工事の開始が予定されています。
これからも現地の様子を発信していきますので、完成していく様子をぜひお楽しみください!
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