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企業2022.12.02

北海道砂川が創業の地!人気化粧品ブランド「SHIRO」のものづくりストーリー

こんにちは。コンサルタントの宮崎です。

今回は北海道発企業の中から、自然由来の化粧品ブランド「SHIRO」を企画製造・販売している株式会社シロをご紹介します。


会社について


1989年に北海道砂川で観光土産品の製造・卸として創業しました。当時はハーブや石鹸などの通信販売や、ジャムやドレッシングなどの卸販売に力を入れていました。

1990年代に入った頃、当時のハーブ人気が影響し食品事業の売上は好調でした。化粧品の売上はまだ1割ほどでしたが、98年に大手企業から化粧水開発の依頼が入ったことをきっかけに、化粧品開発をスタートします。


そして、2000年に創業者から現会長の今井氏が26歳の時に会社を引き継ぎました。この頃から、事業を土産物製造業から生活雑貨事業へ方向転換します。

徐々に化粧品雑貨のOEMが増える中で生まれた、もっと有効成分が含まれた「私たちが毎日使いたいものを作りたい」という思いを実現するために、自社ブランド「LAUREL(ローレル)」を立ち上げます。


その後、素材の良さを活かしたがごめ昆布シリーズや酒かすシリーズが誕生する中で、2014年にOEM事業から完全撤退します。2015年には自社ブランド名を「LAUREL」から「shiro」へリニューアルしました。

現在、本社は東京都青山に構えていますが、製造拠点はそのまま砂川にあります。


202212月には砂川に新工場となる「みんなの工場」が竣工し、来年1月移転、春には付帯施設がオープン予定です。

「みんなの工場」は地元の方や観光客が集える場を創出する目的もあり、施設づくりのワークショップが継続的に開かれています。


砂川市について


砂川市は、札幌市と旭川市のちょうど中間地点に位置します。札幌から約80km、車で約100分(高速道路45分)。JR特急では札幌から約50分の場所にあります。


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画像引用:Googleマップ(最終閲覧日2022年12月2日)


SHIROのものづくりへの想い/製品ストーリー



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画像引用:SHIRO HP 従業員が選ぶおすすめ製品トップ5(最終閲覧日2022年12月2日)


同社は「自分たちが本当に使いたいものを作る」「自ら生産者に会い、その想いを伝える」「製品作りを通して、世の中をしあわせにする」という信念にこだわっています。


そのため、SHIROのものづくりは、自分たちで素材を探すところから始まります。

日本各地の農家・漁師といった生産者の方や、入山許可をとって木こりの方と出会い、素材をお裾分けしていただきます。

それは固くて食べられない昆布、剪定後に捨てられてしまう木の枝葉や製造工程で生まれた副産物など"規格外"とされるような素材を余すところなく大切に使うことにこだわりを持っているためです。


生産者の方が作る素材、かけがえのない自然の恵みに感謝を込めて、その魅力や素材の力を最大限引き出すにはどうしたらよいか、試行錯誤を繰り返し、ようやく納得のいく製品となっていきます。

自分たちの納得のいかないものは、発売を延期してでも世に出さないと決めていることろからも、同社のこだわりの強さを感じます。


具体的に、2つの製品ができるまでをご紹介します。


◆がごめ昆布シリーズ(美容液・化粧水・フェイスクリーム・石鹸 など)


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画像引用:SHIRO HP製品ができるまで vol.3 がごめ昆布美容液」(最終閲覧日:2022年12月2日)



とろみを最大限に活かすために手作業の工程がほとんどであること、化粧品として製品にするにはどこまで成分をいれられるかという品質管理の観点や、昆布特有の磯の香りは化粧品としてどこまで受け入れられるか・・・といった課題を企画開発チームと工場の試作を繰り返したと聞きました。

その結果、SHIROのベストセラー製品となり、シリーズ展開されています。


◆ホーリーバジルオイルインウォーター


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画像引用:SHIRO HP製品ができるまで vol.4 ホーリーバジルオイルインウォーター」(最終閲覧日:2022年12月2日)


こちらの製品に使用しているホーリーバジルは、広島県の農園で出会いました。

HPには、バジルの魅力であるフレッシュで華やかな香りを引き出すための工夫が記載されています。


2021年よりもっとフレッシュな香りをお届けしたいと始まった今年は、ホーリーバジルのどの部分を使ったらよりよい香りが出せるのか?のテストから始まりました。収穫方法も試行錯誤の連続でしたが、1からみなさんと作り上げていく喜びをとても感じました。ホーリーバジルを最高の状態で収穫し、和泉さんが最高の香りを取り出してくれ、そしてSHIROさんがオイルインウォーターに。今現在のそれぞれの最高が詰まった製品が出来上がっています。


文章引用:SHIRO HP製品ができるまで vol.4 ホーリーバジルオイルインウォーター」(最終閲覧日:2022年12月2日)」

 


2021年に初めて製品化した際は、一度乾燥させたそうですが、2022年に「もっと畑で収穫したてのフレッシュな香りをだしたい!」という生産者さんとの想いで改良が始まりました。

その中で、香りを通したアーティスト活動をされている和泉 侃(いずみ かん)さんと出会います。以下は、和泉さんのコメントです。


「昨年の同製品を初めて使った時、ホーリーバジルを浴びるってこんなに気持ち良かったのか! と驚くと同時に、もっとよい香りに仕上げられると感じました。ひなた農園さんを視察して、この畑に広がっているであろうフレッシュで濃厚な香りを、なるべくそのままお届けしたい。そんな想いから、今回は蒸留、乾燥と、植物の時間を止める製造過程を担当させていただきました。


文章引用:SHIRO HP製品ができるまで vol.4 ホーリーバジルオイルインウォーター」(最終閲覧日:2022年12月2日)」

 


生産者の想いを大切に、こだわる


その他にも、江丹別の森で出会った木こりさんは未来に山が続く事を願って、健全な木が育つために切る木を選び、枝葉を切り落としています。

その栄養がある枝葉から製品が作れれば、新たな価値が生まれることに喜びを感じていただき、白樺フェイスミストが生まれました。


栗山町にある小林酒造社の酒粕シリーズは、酒粕の香り、手触り感、消費期限などにこだわり、シンプルに酒粕を水で薄め、極力シンプルな工程で効能を追求しています。

機械で作業ができれば、もっと沢山の量が製造できるのですが、今でも手絞りにこだわって作られています。


同社のインスタグラムには、生産者さん、企画担当の方の対談コンテンツとしてアップされています。生産者さんがまさに畑の中からオンラインで遠隔でお話されています。


化粧品だけじゃない!おしゃれなSHIRO CAFÉ


現在、同社は化粧品事業に加えて、シンプルに素材のおいしさを追求したカフェ事業を手掛けています。砂川本店、自由が丘店、渋谷ヒカリエShinQs店の3店舗があります。


砂川本店は、白い一件家のシンプルな外観で、ロフト二階にショップも併設している可愛らしいお店です。

私はランチタイムに行くことが多いのですが、いつも満席に近いお客様で賑わっています。

店舗は約30席ほどの広さで、奥にオープンキッチンがあります。


▼店舗の外観です


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※株式会社シロからの画像提供


2階からみた様子です。開放感がある明るい店内です

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※株式会社シロからの画像提供


2階のショップでは同社の商品が購入できます

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※株式会社シロからの画像提供


先日は、ランチタイムの時間に訪問し、写真の「ごろごろ野菜の焼きチーズカレー」を頂きました。トマトがさっぱりしていて、スパイシーな大人な味でした!

メニューは酒粕やジンジャーなどの体に良いものを使ったパスタや、写真映えしそうなパンケーキ、スムージーなどのカフェメニューが揃っています。


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※筆者撮影


化粧品・カフェのメニューどちらも、素材の良さやこだわり、より良い未来を創るための同社の想いを感じます。


弊社のサイト内では、同社の求人、経営トップインタビュー、転職者インタビューを公開しておりますので、是非あわせてお読みください。


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▼経営者インタビュー

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▼転職成功者インタビュー

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この記事を書いた人

コンサルタント 
宮崎 美晴

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