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グルメ2022.12.23

行列必至!札幌限定スイーツ第二弾「生ノースマン」大丸札幌店

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こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント 笹本です。


今回は、行列必至の札幌限定スイーツ第二弾として「生ノースマン」というスイーツをご紹介します。

(第一弾はこちら:行列必至!札幌でしか買えない限定スイーツ「SNOW CHEESE (スノーチーズ)」


「生ノースマン」は、パイ生地で北海道産小豆のあんこを包んだ北海道銘菓「ノースマン」に生クリームを入れた商品です。今年10月に大丸札幌店にオープンし、販売開始3週間で累計約4万個が売れたそうで、その人気ぶりが注目され、11月には大丸東京店にて期間限定ショップも展開されました。


もちろん12月に入った現在も人気は続いており、平日でさえ「生ノースマン」を求める列が絶たない状況です。

今回も、筆者自ら「生ノースマン」を求めて行列に並び、商品の人気について調査してきました。

北海道銘菓「ノースマン」をリブランディング

「ノースマン」は、代表的な北海道銘菓のひとつ。オリジナルが誕生したのは1974年ですが、発売から50年近く経っている今でも、日常のお茶請けやお土産に使われるなど、道産子にはなじみの深いお菓子です。


そして「ノースマン」を手掛ける千秋庵もまた、道産子なら誰でも知る老舗菓子店。1921年の創業から100年を超えた今年10月、きのとやを含むホールディングスカンパニー 北海道コンフェクトグループへの統合を発表しました。グループを率いるのは、「BAKEチーズタルト」など数々のヒット商品の立役者となった長沼真太郎氏。千秋庵の前社長庭山修子氏、そして新社長に就任した中西克彦氏とともに、看板商品のひとつである「ノースマン」をこれからの100年に向けてリブランディングしようということで、今回の生ノースマンの発売に至ったそうです。


今回の発売に向けては、創業当時からのコンセプト「本物のおいしさづくり」を念頭に、伝統の味を守りながらも、未来を見つめ新しい取り組みにも挑戦を続け、「ノースマン」をこれからの世代にも愛される100年ブランドに育てていくこを目指した背景があるそうで、生ノースマンはその第一歩というわけです。


購入まで70分、「生ノースマン」を買うためには?

そんな「生ノースマン」は、現状、大丸札幌店のみでの販売となります。本店を含む千秋庵の直営店やオンラインでの販売も行っていないので、その希少性も人気の理由の一つかもしれません。

★2022年12月21日、新千歳空港内の2店舗で生ノースマンの取り扱いを開始したそうです。詳しくは公式HPをご覧ください。


売り場は、地下1階の中央エスカレーターの目の前の場所ですが、並ぶ場所は異なるので注意が必要です。並ぶのは、同じく地下1階の北海道庁側アピア連絡口になります。


ノースマン2.png

引用:大丸札幌店 フロアガイド(最終閲覧日:2022年12月23日)


現在は販売時間を10:00~、13:00~、16:00~と3回に分けて販売されており、各販売時間の1時間前から並ぶことができます。


筆者は、土曜日の13:00~の販売を狙って45分前に並びに行ったのですが、既に20名程度の列ができていました。並んでいる方々を見ると、買い物袋を片手に並んでいるような地元客の方もいれば、出張中でお土産目的に並んでいると思われるサラリーマン風の方がいたり、スーツケースを片手に並ぶ観光客の方もいたりと、幅広い層にニーズがあることがうかがえました。


生ノースマン3.png

並んでからしばらくすると、商品カウント券(整理券)の配布があります。この商品カウント券は購入数分の枚数をもらう必要があるため、あらかじめ購入数を確認しておくことがおすすめです。なお、ばら売りではなく4個入1箱(税込980円)での販売で、2022年12月時点では一人5箱まで購入可能となっていました。お店の方に伺ったところ、一回につき150~200箱程度の販売のようで、販売数分を配り終えたら次回の回の案内になってしまうとのことだったため、やはり早めに並び始めるのが得策です。


また、並んでいる順に少人数ずつ売り場へと案内されることになるので、商品カウント券を手に入れたからといって列から離れていいわけではありません。筆者が並んだ回では、販売開始時刻の10分前くらいから、だいたい5人ずつ、順次売り場へと案内されていました。


生ノースマン4.jpg

ようやく売り場前に案内されると、そこには山のように積まれた生ノースマンが次々と売れていく様子が...!なお、生ノースマンは要冷蔵品で、別途保冷袋(税込100円)や手提げ袋(税込20円)を購入するときれいに梱包していただけます。また、消費期限が製造日より3日ということで、商品は持ち帰りのみ。発送はできないようでした。


生ノースマン5.png

ちなみに、売り場では、昔ながらのノースマンも色違いの新しいパッケージで箱売りされていました(5個入り 税込980円/8個入り 税込み1580円)。こちらに関しては、商品カウント券の配布はとくになく、その場で直接購入できます。


生ノースマン6.jpg

こうしておよそ70分かかったものの、話題の生ノースマンを手に入れることができました!


待ちに待った「生ノースマン」を実食

いよいよ実食編ですが、まずはパッケージのご紹介から。この北国の織物をモチーフとしたパッケージは、今回のリブランディングに伴って現代的にアップデートされた新パッケージです。とくに、ボックスのシンボルマーク"十字"は、"北"を軸に表される東西南北の方位マークを意味し、日本の北を指す北海道を表しているそうです。


生ノースマン7.jpg

そして、実は、ボックスを開けるともう一つのシンボルが現れる仕掛けが。中蓋の部分が、"七光星"の形に切り抜かれています。"七光星"は、開拓者精神の象徴として北海道旗にも使われる北海道のシンボル。「ノースマン=北の人」というお菓子の名の通り、北の大地に生きる人々のたくましさを表現するうえで、千秋庵では、この七光星をスピリットマークとして採用しているそうです。

このようにパッケージデザインひとつをとっても、千秋庵の新たな一歩にこめられた強い想いが伝わってきて、より期待が高まりますね。


生ノースマン8.png

生ノースマン10.png

引用:北海道公式HP 北海道の概要/シンボル(最終閲覧日:2022年12月23日)


では、いよいよ実食です。並んでいる最中、お店の方から「よく冷やして食べるのがおすすめ」と伺ったので、帰宅後に一度冷蔵庫に入れ、しばらく時間をおいてから食べることにしました。生ノースマンは一つずつ個包装されていて、袋をあけるとバターの香りとパイの香ばしい香りがふわっと香ってきます。


生ノースマン11.png

見た目は従来のノースマンよりも厚みがあって、半分に切ってみると生クリームがぎっしり詰まっていました。見た目だけでも贅沢感があります。


実際に食べてみると、パイ生地のバターの風味が口の中に広がると同時に、生クリームとあんこが絶妙なバランスで相まって、何とも言えない風味豊かな美味しさを実感。なによりも、甘味が少なく上品で軽やかな味わいのあんこと、濃厚でふわふわな生クリームとの相性が抜群でした!


調べてみると、それもそのはず。菓子作りの随所にこだわりが詰まっていて、たとえば、北海道産小麦を配合した「パイ生地」は、バターが練り込んだ生地をなんと500層にも折り重ね、さらに0度に温度管理した状態で一晩寝かせたり、焼き上げ後にも時間をおいてしっとりさせるなど、まさに手間暇をかけて作っているそう。さらに、「あんこ」は、わざわざ生の小豆の皮をむいてから餡にすることで、口当たりよく渋みのないあんこに仕上げていたり、「生クリーム」はもちろん北海道産で、あんこに合うように乳脂肪分が高い生クリームを使っているようです。



進化した北海道銘菓「生ノースマン」。実際に食べてみると、連日完売となってしまうのも頷ける美味しさでした。ちなみに、ノースマンを食べる時は、だいたいお番茶と一緒に頂いていたのですが、今回の生ノースマンは深煎りのコーヒーがおすすめ。バターやあんこ、生クリームの美味しさを引き立ててくれます。


北海道でしか手に入らない新たな銘菓、年末年始の帰省の際は是非お試しください!


参考情報:
ノースマン公式HP(最終閲覧日:2022年12月23日)
大丸札幌店公式HP フロアガイド(最終閲覧日:2022年12月23日)
北海道公式HP 北海道の概要/シンボル(最終閲覧日:2022年12月23日)
・「看板菓子をリブランディング 千秋庵「生ノースマン」誕生秘話」『財界さっぽろ』第60巻, 第12号, p.48-49.


※引用元を明記しているもの以外、画像は全て筆者撮影です。

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