2023.06.26
北海道のIT転職市場2023 ~札幌マーケットの可能性に懸ける東京のIT企業【サイボウズ株式会社】編~
こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、荻野です。
北海道へのU・Iターンを検討されているIT系職種の方から最も多い質問が「北海道のIT転職市場について教えてもらえませんか?」ということです。
そこで、「北海道のIT転職市場のリアル」を記事にしてお届けします。
今回は、札幌での事業拡大を重要な経営戦略と位置付けている東京のIT企業について取り上げたいと思います。
かつては、東京に比べて札幌は人件費が安価であるという理由でニアショア開発のエリアとして考えられていた札幌ですが、今ではその色合いが変化してきており、札幌のマーケットやポテンシャルが高く評価されています。
札幌のマーケットやポテンシャルを高く評価し、札幌での事業展開を強力に推し進めている企業は複数ありますが、今回は営業系職種の採用活動に注力されている『サイボウズ株式会社』にフォーカスしたいと思います。
(画像引用:サイボウズ株式会社HP)
多くの企業に導入される業務支援ツールを開発
サイボウズ社は「世界中の様々な組織のチームワークを向上させること」をミッションに掲げ、徹底した情報共有やコミュニケーションの円滑化、個人の学習や満足度の向上を支援するグループウェアを開発している企業です。
同社の製品は、企業内の情報共有や業務効率化をサポートするため、特に中小企業やベンチャー企業を中心とした数多くの企業、また幅広い業界で採用されています。そして企業だけではなく地方自治体、大学、病院、NPOなど、さまざまなチームの情報共有ツールとして利用されています。
主力製品である「サイボウズOffice」は、業務プロセスの改善や情報共有、スケジュール管理、タスク管理など、さまざまな業務に対応する統合型のグループウェアです。
また、コミュニケーションツール「kintone(キントーン)」や、プロジェクト管理ツール「Garoon(ガルーン)」なども提供しています。
メンバーに必要とされるのは「ビジョンへの共感」
サイボウズ社は、企業文化をアップデートし続けることにも注力しており、社員の自主性や創造性を重視した働き方を推進していることでも有名です。
同社が新しい人事制度を導入することでニュースになることもあるほど。同社を真似ることで制度づくりをする企業もあります。
社員の意見を尊重し、組織全体の成長を図ることを大切にしているからこそ常にアップデートを繰り返すのです。
同社のとある社員さんから「社長の著書を読んで感銘を受けて入社した」と聞きました。社長の一冊の本がひとりの人生を変えたことに驚き、私もその本を読んでみることにしました。
社長の青野慶久氏の書かれた『チームのことだけ考えた。』(ダイヤモンド社 2015年)には、同社の悩み、課題、そして課題を解消することで進化を繰り返してきた過程が記されています。
「メンバーの多様性を認めつつも、ただ一つ共通していなければならないのが"ビジョンへの共感"であること(同著より)」という考え方には強く共感します。それを目指すために会社の形を、制度を、トライアンドエラーを繰り返しながら変化させてきたのです。
「100人100通りの働き方」ができることがフィーチャーされることの多い同社ではありますが、大切なのは制度よりもその根底にある社長の想いであり、社長と一緒に会社をつくってきた社員の皆さんの想いだと思います。
まとめ
サイボウズ社の札幌拠点に目を向けると、まだまだ拠点拡大フェーズと言えそうです。
札幌を含む全国各地で、日常的な営業活動やイベント開催を通じ、同社の製品のシェアがどんどん広がっています。さらにそれを促進していくために、同社のビジョンに共感し、一緒に仕事に熱くなれる方こそが、このサイボウズ社が求める人物と言えるのではないでしょうか。
【参考】サイボウズ株式会社の求人情報(北海道勤務)
【参考】サイボウズ株式会社の転職者インタビュー
転職成功者インタビュー | 【北海道】サイボウズ株式会社 | 木村丈二さん(30歳男性・営業職) - U・Iターン転職ならリージョナルキャリア
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