地域情報ブログ

レジャー2023.03.24

【千歳市/支笏湖】極寒の非日常ファンタジー「氷濤まつり2023」

こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、福澤です。

今回は札幌都心から車で約1時間半の場所にある支笏湖湖畔で毎年冬に開催されている氷濤(ひょうとう)まつりをご紹介します。


まずは開催地「支笏湖」について

札幌都心から車1.5時間、千歳から約40分にあるにも関わらず自然が色濃く残る風光明媚な湖です。札幌からのドライブコースとして人気です。

日本最北の不凍湖であり、湖水の体積は琵琶湖に続く全国2位です。最大水深は全国2位であり、湖沼水質調査では日本一に認定されたことがあります。湖水の透き通った青さは「支笏湖ブルー」と呼ばれます。


氷濤まつりについて

春~秋にかけては観光客でにぎわう支笏湖ですが、以前は冬になると厳しい寒さからか閑散としていました。

そこで、地元の有志がその寒さを活かしたイベントを考えたのが「氷濤まつり」のはじまりです。1979年に第1回目が開催されたので、今年で44回目の開催となりました。

現在では知名度も上がり、北海道の冬イベントとして国内外からたくさんの観光客が訪れるようになりました。コロナ前は約26万人の来場がありました。

今年の開催期間は128() 223(木・祝)でした。


氷濤とは、支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付け凍らせた氷のオブジェのことです。湖の湖畔で、芸術的な大小さまざまな氷濤を楽しむことができるのが、氷濤まつりです。


氷濤まつりの様子と3つのオススメポイント

まずは会場近くにある支笏湖ビジターセンターからスタートします。ここでは支笏湖の成り立ちや自然の情報などを学ぶことができます(会場入り口にもトイレがありますが、念のため、ここでトイレを済ませておくことをオススメします)。


▼支笏湖ビジターセンター(外)

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※以下、特別な記載がない画像はいずれも筆者撮影


▼支笏湖ビジターセンター(内)

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ビジターセンターを出て、会場へ向かいます。駐車場から見える会場がこちらです。人の大きさと比べると、氷濤の大きさが分かります。

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入り口は氷濤で出来たトンネルです。ここから会場に入ります。

入場料は高校生以上500円です(駐車場は無料)。

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私が訪れた日の気温は2度でした。雪が積もっている期間は氷点下の気温が続きますので、0度を超えるプラス気温ですと暖かく感じます。もちろん、しっかり防寒対策をした上で楽しみます。

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こちらが会場全体のマップです。

様々な氷濤を楽しむことができるのですが、今回は3つのポイントを写真でご紹介します!

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【1】 Blue Tower


高さ13mの氷濤です。氷濤まつりのシンボルです。

この氷濤は、湖の水をスプリンクラーで吹き付け凍らせたものですが、少しずつ凍らせていかなければここまで大きくならないと思いますので、作るのにたくさんの時間と手間がかかっていることが想像できます。

制作してくださる方の努力と、北海道の冬の寒さがあって出来上がる冬の芸術ですね。

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【2】 展望台


階段で上まで登ることができます。

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展望台からは先ほどの「Blue Tower」を見ることができます。

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会場が一望できて、とてもきれいです。陽が傾いてきました。

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降りる際は、つらら屋根の階段を通ります。

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【3】 Blue Mountain


高さ9mほどの氷濤で出来た壁です。氷濤にぐるっと囲まれた場所で景色を楽しんでいると、まるで異世界に来たかのような気持ちになります。

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※画像引用:HOKKAIDO LOVE!2023 千歳・支笏湖氷濤まつり」(最終閲覧日2023324日)


日没~ライトアップを楽しむ

陽が出ている明るい時間帯の氷濤は「支笏湖ブルー」を感じることができます。

そして、陽が沈み始めるとライトアップがはじまります。それまでのブルーから一点、色とりどりなライトが氷濤を照らします。


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※画像引用:千歳市HP2023 千歳・支笏湖氷濤まつり」 (最終閲覧日2023324日)



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※画像引用:HOKKAIDO LOVE!2023 千歳・支笏湖氷濤まつり」(最終閲覧日2023324日)


とても幻想的で、非日常的な光景です。

冬は湿度が下がり、空気中のちりや水蒸気動きが少なくなりますので、空気が澄んでいます。そのため、空気の透明度が上がりとても綺麗に見えます。

その分寒いのですが、北国ならではのこの光景をぜひ見ていただきたいです。


気をつけたいこと

最後に、参加してみて感じた気を付けたい点を記載します(2023年時点の情報です)。


  • (1)飲食店について

コロナウィルスの感染対策で会場内に飲食店はありません。ビジターセンター前にある軽食がテイクアウト可能な飲食店で暖かいものを食べてから入場するのがオススメです。※手前のお店のみ長蛇の列になっていましたが、奥にもお店があります。


  • (2)防寒対策について

とにかく寒いので、スキーに行くくらいの準備がベストです。会場は湖畔にあるため風がとにかく冷たいです。


  • (3)渋滞について

ライトアップされた光景は必見!ですが、渋滞にお気をつけください。週末の17時過ぎに会場を出て千歳方面から札幌へ帰ろうとしたところ、反対車線の会場に向かう道が約5キロの渋滞がありました。2022年・2023年ともに同じくらいの渋滞が出来たそうです。それだけ、夜の幻想的な光景が人気なのですね。


我が家は渋滞を回避するために、15時半すぎに会場入りしました。ビジターセンターやその前にあるお店で軽食を堪能してからゆっくり会場入りし、ライトアップ前の会場をまわります。1630分ライトアップ開始となります。

2月上旬の日没は17時ころなので、17時半くらいから更にきれいな光景になります。その光景を堪能し18時ころ会場を出るとあまり渋滞に巻き込まれずに楽しむことができます。


この真冬のイベントが、我が家では毎年の楽しみになっています。来年も寒さ・渋滞対策を工夫しながら楽しみたいと思います。

来年は、皆様も是非足を運んでみてはいかがでしょうか。



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