地域情報ブログ

レジャー2022.10.20

観光的視点から見る北海道大学の魅力ご紹介

こんにちは。リージョナルキャリア北海道スタッフです。

札幌中心部に広大なキャンパスを有し、札幌市民のアイデンティティの一つともなっている北海道大学。前身である札幌農学校時代から数えると、146年の歴史を持ちます。

今回は、筆者の母校でもある北海道大学を「観光・見学」と、ここでの「キャンパスライフ今昔」を中心に紹介していきたいと思います。

札幌市中心部ランドマークの一つ 北海道大学

北海道大学は、札幌市中心部に位置する177万平方メートルの札幌キャンパスを含み、計6.6億平方メートルの総面積を誇る、国内随一の広大な敷地を持つ大学です。

この総面積、なんと日本の国土の1/570にあたるのだそう。南北は(下マップでは左右)札幌市営地下鉄の距離にしておよそ4駅・3区間分の距離となります。

一方で、学生数は約17,400名、教職員数が約4,000名で、正確な札幌市内での在学・在職者数は不明ではありますが、札幌市の人口の約1%を占めている可能性があります。

この北海道大学には、創設期に活躍した北海道の偉人でもあるクラーク博士の像や、ポプラ並木(現在は立ち入り禁止)、北海道大学博物館など観光スポットとなっている施設も数多くあります。

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※画像引用:北海道大学キャンパスガイドマップ(最終閲覧日2022年10月20日)

キャンパス内 見どころスポット紹介


正門


北海道大学の正門は、札幌駅近く、北8条西5丁目付近にあります。ここが一応「正門」と名付けられていますが、私は在学中、ほぼ使ったことがありません。

北大生は、その広い敷地ゆえに自分の学部の至近の門を主に使い、ほかの入口には詳しくないのではないかと思います(私の主観)。

ここから大学に入ると、大学本部、図書館、中央ローンという遊べる緑地帯、そしてクラーク像がある場所へとつながっていきます。

札幌観光に来る方の多くは、ここからキャンパスに入るのではないかと思います(自家用車は利用不可ですのでご注意ください!)。

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(※以下、写真はすべて筆者撮影)


メインストリート


正門を入って5分くらい歩くと、北大を南北に貫くメインストリート、通称「メンスト」があります。

多くの学部や施設が、このメンスト沿いにあり、学生、職員、観光客、ジョギングランナー、近隣の保育園児など、多種多様な方々が往来しています。

また、正門から入ってメインストリートにぶつかる位置には、クラーク博士の像が鎮座しています。

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このメインストリートは東京オリンピック2020の女子マラソン(2021年8月7日実施)、男子マラソン(同年8月8日実施)の会場となりました。コースは大学内を3回通過、構内には20km、30km、40km地点があるそうです。

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ポプラ並木


北海道大学内の観光名所の一つに、ポプラ並木があります。札幌農学校時代の1903年に、米国から持ち込まれたポプラの木が、今に続いているとのことです。

またこのポプラ並木は、2004年の大型台風により50本中18本が倒壊、一時立ち入り禁止になりました。現在は若木を植えて並木を再生しながら、限定的に開放されているとのことです。

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北海道大学総合博物館


旧・理学部校舎を利用してつくられた、北海道大学総合博物館です。

北海道大学の歴史や研究内容を展示し、ミュージアムショップやカフェも備えた北海道大学総合博物館があります。博物館内には、マンモスの1/1復元模型、シロクマやその他動物の剥製など見栄えがする展示のほか、北大初のノーベル賞を受賞した鈴木名誉教授の等身大パネルなど、様々な展示があります。

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私が卒業した、工学部建築都市コース(在学当時:建築工学科)のコーナーもあります。

博物館開設時に研究室の活動として作成した展示用模型が、20年経った今も壊れることなく展示されていました。

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森林・池・川


北大の札幌キャンパスのほぼ全域が遺跡として登録・保存されているそうです。学内には5000年以上前の竪穴式住居など、多数の遺構が残っています。

その遺構を保存する地域の周辺には森林があり、また、サクシュコトニ川が流れ、大野池という池があります。このエリアは、歴史・自然・人工的なものが混在する地域ではありますが、開拓前の北海道の歴史に思いを馳せることができる空間です。

いわゆる「校舎の裏」がこのようなエリアとなっており、カジュアルに「特別な自然」が見られるところが北大キャンパスの魅力だと思います。

▼大野池です。奥にサクシュコトニ川が流れています。

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▼遺跡保存地区付近にある森林です。

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セイコーマート北海道大学店


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北海道大学内には、北海道本社のコンビニ「セイコーマート」北海道大学店があります。ガラス張りの外観と、緑の中の2階テラス席が特徴的で、学生や観光客でいつもにぎわっています。

北海道民にはなじみ深いセイコーマート「いつもの」商品のほか、北海道の観光土産物も販売しています。

最後に、私が学んだ場所

私が卒業したのは工学部・建築工学科(当時)。工学部の中では最も南端に位置し、先に出てきた「大野池」のほとりに建つ、通称「建築棟」(工学部D棟)で学びました。

この建築棟は、2010年に建て替えられ、今は私が学んだレトロな(少し傾いて、水漏れがする、ボロい)校舎は見る影もありません。

▼左:当時、右:現在

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私は小学校2年生の時から中学・高校時代まで「建築家になりたい」と周囲に公言し続けており、大学受験の頃には「なぜ建築家になりたいのか?」も分からなくなっていました、半ばひっこみがつかなくなって、北大の建築工学科に進学しました(笑・事実)。

大学入学後も建築家になりたいと思っていた私は、ひたすら図面を書いて、毎年三が日から模型を作る日々を送っていました。

▼当時作成した模型(卒業設計)

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建築を学んだ私ですが、今、全く違う仕事をしており、建築は趣味です。この仕事との出会いもご縁だと思います。

ここで学んでいたことは、確かに今も私の中で生きていると感じており、キャリアって本当に面白いなぁと感じています。

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