2022.10.13
コープさっぽろ主催「畑でレストラン」に参加しました
こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、宮崎です。
先日、コープさっぽろが主催する「畑でレストラン」というイベントに参加しました。
とてもユニークかつ、美味しく勉強になるイベントでしたので、参加体験をお伝えします。
「畑でレストラン」とは?
タイトルにある"畑"ってなんだろう?というのが私の第一印象でしたが、このイベントは農家の畑やワイナリーにシェフを招いて一日限りのレストランを開催するものです。
大きく、畑を見学する「ファームツアー」と、畑で採れたその食材を使ったその日限りの「スペシャルランチ」の2部構成です。
生産者を応援しながら消費者とつなげることや、大人の食育をコンセプトとした企画です。
参加は抽選による完全予約制です。
※引用:COOP SAPPORO HP「『畑でレストラン2022』開催のお知らせ」(最終閲覧日:2022年10月13日)
ワインを楽しめるツアーに参加
私が参加したのは「そらちワイン街道スペシャル」です。岩見沢市にある「宝水ワイナリー」を訪れ、空知の食材とワインを楽しめるツアーを選びました。
ご存じの方も多いと思いますが、北海道はワインの産地として知名度が高まりつつあります。
この空知管内には6つのワイナリーと多くのヴィンヤード(ぶどう畑)があり、北海道でも指折りのワイン産地です。
「宝水ワイナリー」は空知を代表するワイナリーの一つで、葡萄栽培・醸造・販売とトータルでワインづくりに取り組んでいます。
積雪2mを超える雪国でのワイン造りにチャレンジしており、約3万本のぶどうの木を栽培しています。取り扱うぶどうの品種は、ピノノワール、シャルドネ、ケルラー、バッカスなど多品目にわたります。
ちなみに、大泉洋さん主演の映画「ぶどうのなみだ」のロケ地となったのが宝水ワイナリーです。ロケ地巡りとして訪れる方も多いと聞きました。
さて、ここからツアー内容です。
宝水ワイナリーに出発
午前9時50分に札幌駅近くのホテル前から貸し切りバスで出発しました。参加者は全部で30名ほどです。
約1時間ほどで現地に到着しました。のどかなブドウ畑と古民家を改修したというワイナリーの中を散策しました。
写真はワイナリーです。建物の中ではワインや雑貨を販売しており、2階からはのどかな風景を眺める事ができました。
横の小さな小屋は「ぶどうソフト」というソフトクリームを販売しています。
※以下、写真はいずれも筆者撮影
のどかなブドウ畑が広がっていました。
一日限りのレストラン
ワイナリーの敷地内にキッチンカーが一台停まっており、その横にテントが数台設置されていました。
テントの下では食事の準備がされており、ワインがたくさん並んでいるのが見えます。
席は屋根があり、雨天も安心です。
二人用のテーブルと椅子、かわいらしいチェックのテーブルクロスがセッティングされており、ゆっくりとランチを楽しめる雰囲気でした。
席に着いた後は、宝水ワイナリーの二代目 倉内社長と、札幌のイタリアンレストランで活躍されているorizzonte(オリゾンテ)の平野シェフからのご挨拶がありました。
その後、倉内社長とブドウ畑の中まで案内していただきました。
ブドウを間近で見ながら、倉内社長がワイン造りの想いや歴史、これまでのご苦労されたこと、またさまざまな有名人が訪れていることなど、ざっくばらんな雰囲気で沢山お話してくださいました。
気候や環境の変化に対応しながら大切に育てられたぶどうでワインを作られていることや、そらちワインの知名度をあげるために努力されていることが伝わりました。
ブドウは数列ごとに品種が違い、収穫時期も違うそうですが、順調に実っているブドウを見る事ができました!
スペシャルランチ
正午にランチがスタートしました。
今回は、空知産・北海道産の食材をメインに使った、宝水ワイナリーのワインに合うメニューを考案されたとのこと。
前菜からデザートまで、それぞれに合うグラスワインも5種頂けるセットを頼みました。
1.前菜 南幌町の野菜 とうもろこしのパンナコッタ ウニとあさりのジュレ
2.前菜 酒井農場(栗山町)の平飼い卵と北井農園(由仁町)の原木椎茸、セミドライトマトのフリッタータ
上富良野工房(上富良野町)地養豚のテリーヌ
噴火湾産ホタテとオクラのタルタル バジル風味
3.パスタ 滝川合鴨のボロネーゼ メッツェマニケ
4.メイン 栗山町【菅野牧園】黒毛和牛ザブトンのローストビーフ トリュフバターソース
5.デザート 栗山町【湯地の丘自然農園】苺のマチュドニア カスタードソース
前菜として供されたとうもろこしのパンナコッタは甘味があって、ウニとアサリのジュレが磯の香りと風味があり、贅沢な一品でした。
前菜の3種盛り合わせは、どれも素材の味が活かされていました。豚のテリーヌはボリュームがありますが、さっぱりとして香りにクセがなかったです。
パスタは、ボロネーゼにあえて鴨肉を使いさっぱりと仕上げたそうで、宝水ワイナリーの赤ワインに合わせたとのことでした。濃厚さとトマトソースの酸味がバランスよく仕上がっていました。
メインのローストビーフはとても柔らかくてびっくりしました。トリュフとバターの香りの濃厚さはインパクトでした。
デザートは苺の酸味とメレンゲの焼き菓子のさっくり感が爽やかでした。
ゆっくり2時間かけてランチを楽しみ、ワインも5杯飲んで大変満足でした。
途中から、雨が降り始めましたが、テントの下では濡れずに楽しめました。
スタッフの皆さんは雨の中は大変だったと思いますが、最後まで笑顔でおもてなしをしてくださり、とても心地よい時間を過ごすことができました。
スタッフの方は実はコープさっぽろの社員の方で、普段は店舗のお仕事をされています。
最後にお菓子のお土産をいただき、バスに乗り込み札幌へ。15時半ごろ札幌駅近くに到着し、解散となりました。
おわりに
非日常な風景の中、美味しい食材を使ったメニューをゆっくりと楽しむことができる、大満足のイベントでした。
生産者さんのお話を聞けたことも、貴重な経験でした。地域を元気にすること、環境の事を考えるきっかけや、普段のお子さんの食育にも活かせそうなど、いろいろと思うことがありました。
この「畑でレストラン」ですが、毎年、抽選申し込み期間が4月頃にスタートするようです。癒し効果が非常に高くおすすめです。ぜひ気になる方はチェックしてみてください。
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