2022.06.10
北海道の隠れた優良企業を見つけるには?行政の表彰・認定制度のご紹介~ワーク・ライフ・バランス編~
こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、笹本です。
北海道の隠れた優良企業を見つけるひとつのヒントとして、行政が地方企業に行っている表彰・認定制度の一例をご紹介します。前回の「成長企業編」に続き、今回は「ワーク・ライフ・バランス編」をご紹介します。
転職をきっかけに、働きやすい職場環境やワーク・ライフ・バランスの実現を求めたいという声を聞くことがあります。
そのような方には、経済産業省の「健康経営優良法人認定制度」や札幌市の「ワーク・ライフ・バランスplus企業認証」の認証を受けている企業を探してみるのがお薦めです。
経済産業省「健康経営優良法人認定制度」
経済産業省の「健康経営優良法人認定制度」とは、健康経営を実践している大企業や中小企業などの法人を認定し、表彰する制度です(参照:経済産業省HP)
「健康経営」とは、働き方改革と並んで国が推進してきた政策のひとつで「従業員の健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践する経営のこと」を言います。
たとえば、長時間労働の抑止をはじめ、健康診断の徹底や運動習慣の支援(スポーツ施設活用など)もじつは健康経営の取り組み例のひとつです。健康経営優良法人認定は、そのような健康経営の取り組み状況に関する調査や審査といった選考フローを経て認定されます。
直近の「健康経営優良法人2022」では、道内の464法人が認定されました。
そのうち大規模法人部門では「北海道電⼒株式会社」や「株式会社北海道銀⾏」といった45法人が、中小規模法人部門では419法人が認定されており、世界の有名デザイナーとコラボする旭川の高級家具メーカー「株式会社カンディハウス」や、約20名の従業員で20憶円以上の売上高を実現する急成長中のWEBマーケティング会社「株式会社PLUS」などが新たに認定されました。
札幌市「ワーク・ライフ・バランスplus企業認証」
(画像出典:札幌市HP「ワーク・ライフ・バランスplus企業認証」 ※最終閲覧日2022年6月3日)
札幌市では、「仕事と子育ての両立」の支援を目的に、2008年からワーク・ライフ・バランス推進事業を実施しています。
とくに最近では、男女が共に活躍でき、自分らしく働ける環境整備がより一層求められる社会の中で、独自の認証基準を設け、ワーク・ライフ・バランスに積極的に取り組む企業を認証。本日(2022年6月10日)時点で認証を受けている企業は、772企業にのぼります。
たとえば、組み込みコンピュータ"Armadillo(アルマジロ)"を開発・製造する札幌本社のメーカー「株式会社アットマークテクノ」をご存知でしょうか。
同社は、先ほどの健康経営優良法人とワーク・ライフ・バランスplus企業認証の両方の認証を得ている企業です。
具体的には、産休育休制度や介護休暇制度がしっかりと実用されているのはもちろんのこと、フレックス制度や1時間からの有休取得制度を導入するなど、各々のライフステージに合わせて安心して働き続けられる環境を目指した取り組みが高く評価されています。
その他の認定企業の情報をお探しの方は、札幌市HPの特設ページ「ワーク・ライフ・バランスplus企業認証」をご覧ください。
おわりに
前回と今回で、行政が地方企業に行っている表彰・認定制度の一例をご紹介しました。北海道の企業を探す際のご参考になればと思います。
私たちは日々、北海道の優良企業とネットワークを広げるための活動を行っています。北海道に住んでいる私たちだからこそ、地元の経営者に会いに行き、思いに耳を傾けながら広く深く関係性を築くことができます。
そして、地元経営者との強いつながりを強みに、北海道での転職を希望される方々のお力になることこそが私たちの役目だと考えています。
丁寧にお話を聞かせて頂きながら、まだ知らない企業や経営者様との出会いをご提供していきたいと思っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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