2012.06.13
ライラック祭り
ライラック祭りは、今年でなんと54回目、札幌に初夏の訪れを知らせるイベントとなっております。ライラックという木は、道外の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、ヨーロッパ原産で北海道では4~5月に紫色・白色などの花を咲かせ、香りがよく香水の原料ともされます。
1889年(明治23年)、キリスト教の伝道師及び教育者で、札幌の女子教育の発展に大きく貢献した米国人サラ・クララ・スミスという方がアメリカ合衆国から持ち込んだものが、札幌市におけるライラックの始まりであるとされています。
ライラックは、今から52年前の昭和35年に、市民投票により「札幌の木」に選ばれました(ちなみに「札幌の花」はすずらん)。そのライラックが約400本も咲く大通公園で、苗木のプレゼントや、記念植樹、ワインガーデン、喫茶コーナー、音楽隊演奏などが行われるのがライラック祭りです。今回は、近年その主要イベントとなっているワインガーデンにスポットをあてたいと思います。
2005年の第一回目開催を皮切りに"大通は花とワインのテーマパーク"をコンセプトに開催する北海道産ワインと食の味覚体験型イベントです。北海道のワインツーリズムの架け橋としてワインと食が織成す異文化交流の場を創造、発信しています。
北海道は、加工専用醸造用ぶどうの生産量が日本一で、梅雨や台風の影響が少ない北海道の夏は、湿度が低く昼夜の寒暖差が激しいのが特徴で、実はこうした気候はヨーロッパ系ぶどうの栽培にとって最適な条件なんだそうです。そういった背景のもと、北海道では有力なワイナリーが多く誕生しているとのことです。
では、そのワインガーデンをレポートいたします!!
都心のど真ん中で、待ちに待った初夏の日差しのもと、日常をしばし忘れて北海道産のワインに酔いしれる・・・、そんな贅沢なひとときを過ごさせて頂きました!
札幌では、このライラック祭りが開催されるころから、さわやかな夏が始まります。