地域情報ブログ

イベント2023.12.08

【現地レポート】北海道から持続可能な地球を共創-「ファームノートサミット2023」に参加

こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、宮崎です。

12月6日、ロイトン札幌で開催された株式会社ファームノート主催「ファームノートサミット 2023」に参加しましたので、その様子をお届けしたいと思います。

<目次>

  1. ファームノートサミット 2023について
  2. コンテンツの一部をご紹介
  3. サウナと街づくり・サウナと経営
  4. 今、道東がアツい!道東の魅力を徹底議論~道東のクラフトマンシップ~
  5. 北海道スポーツビジネスのこれから
  6. 前人未到の挑戦
  7. お酒と街づくり(お酒とファンづくり)
  8. ネットワーキングParty
  9. まとめ

ファームノートサミット2023について

「ファームノートサミット(Farmnote Summit)」は、北海道帯広市に本社を置き農業IoTソリューションの開発・提供を行う株式会社ファームノートが主催し「参加者全員の真剣な議論から知恵を出し合うことで社会的インパクトの創出を目指すカンファレンス」で、2014年から毎年開催されています。

10回目の開催となる今年は「北海道から、持続可能な地球を共創する」をテーマに各分野で活躍する約100名の経営者が25のテーマに分かれてトークセッションが行われました。

これまでの累計参加人数は累計3,500名であり、規模の大きさを感じます。

初回から9回目まではファームノート社の本社がある帯広で開催されていましたが、今年初めて札幌で開催されました。

今、業界で活躍されている方や経営者が集まり、想いや成果やビジョンがきけるという豪華コンテンツが魅力です。また、オフラインイベントだからこその「ここだけの話」もあり、とても貴重な時間になりました。

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(以下、写真はすべて筆者撮影)

コンテンツの一部をご紹介

テーマは一次産業、環境エネルギー、スタートアップ、ローカルビジネス、ファイナンス、地域振興に分かれており、全部で25プログラムが進行しています。

私が聴講した一部分をお伝えします。

|サウナと街づくり・サウナと経営


■モデレーター:
株式会社勝毎ホールディングス 取締役社長 林克彦氏

■スピーカー:
日本サウナ学会 代表理事 加藤容崇氏
ととのえ親方 プロサウナー 松尾大氏
十勝サウナ協議会 会長 後藤陽介氏

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今、サウナといえば日本で一番有名な「ととのえ親方」こと松尾大氏を招いたトークセッションです。終始笑いが起きるような松尾氏のキャラクターがユニークで、場が盛り上がりました。

今、日本のサウナは世界からも注目されていますが、現在のトレンドは「サウナ×建築家」「サウナ×デザイン」とのこと。サウナに入ることで得られる、スッキリとしていて、かつ陶酔感のような感覚(一般的に「整う」と表現される)は、世のサウナ愛好家(サウナ―)を特に夢中にさせていますが、今はそれに加えて、サウナのロケーションや施設のデザイン性も重視されるそうです。

ここでは、こうした昨今のサウナブームをふまえて、サウナが地域創生に繋がっている事例をいくつも紹介されていました。

また帯広、登別の宿泊施設にサウナをコンセプトやロケーションのキーとして含めると一気に宿泊の稼働率があがるというお話も印象的でした。

現在ブームとなっているサウナですが、今後スタイルや何かの変化があったとしても、入浴文化に繋がっているため今後も長く求められるものである、とも話されていました。

ととのえ親方・松尾氏の世界のサウナ・スパを知り尽くした最新事情や地域創生にできるというお話は、純粋に元気が出ますし、地域創生の可能性を感じワクワクした時間となりました。

|今、道東がアツい!道東の魅力を徹底議論~道東のクラフトマンシップ~


■モデレーター:
一般社団法人 ドット道東 代表理事 中西拓郎氏

■スピーカー:
株式会社山上木工 専務取締役 山上裕一朗氏
株式会社Knot 代表取締役 植竹大海氏
株式会社ケミクル 代表取締役 芦崎拓也氏

道東から地域性や独自性に富んだものづくりをしている方々を招き、地域と道東独自のクラフトマンシップについて考えるというセッションでした。

フリーランスのクリエイターを中心が中心となり、道東や北海道エリアの事業等のサポートを行う「ドット道東」の中西氏の取り組みは以前から知っていましたが、改めてスピーカーのお三方のお話を聞く中で、道東がチャンスを秘めているエリアだと感じました。

特に印象的だったのは、「競合がいないからブルーオーシャン」という言葉や植竹氏の「まだばれてない」という表現、そして地域では他にやっている人がいない新しいものだからこそ、地元の人が応援してくれるというということでした。

中西氏はそれを「余白がある」「ローカルラッキー」と表現されており、エリアとしては広いですが道東約90万人の商圏のなかでのポジショニングやあり方について大変勉強になるものでした。

今回の話を受けて、道東で起業しようという方が増えるのでは、という期待を感じました。

|北海道スポーツビジネスのこれから


■モデレーター:
サツドラホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO 富山 浩樹氏

■スピーカー:
株式会社VOREAS 代表取締役社長 池田 憲士郎氏
株式会社レバンガ北海道 代表取締役CEO 横田 陽氏
株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 事業統括本部 部長 小林 兼氏

北海道のプロスポーツチームの第一線で活躍する3名がそれぞれの挑戦を語るセッションでした。

北海道日本ハムファイターズの新本拠地である北広島市・Fビレッジについて「エリアとしての開発はまだ5割にも満たない、これからさらにスピードを上げてまちづくりを進める」という熱いお話の一方で、「自分たちがまちづくりをしているのではなく、行政と共にまちづくりに貢献している」とも語られている、謙虚な小林氏の姿が印象的でした。

弊社がパートナー(スポンサー)を務めるプロバスケットボールチーム・レバンガ北海道は採用支援をさせていただいていることから、事業状況はよく存じ上げておりました。

しかしながら、改めて過去を振り返ると一つ一つたくさんの階段を上ってこられ、地域に愛されるチームになっているのだと感じました。

プロバレーボールチーム・VOREAS北海道も、同じく弊社でパートナーを務めさせていただいておりますが、今シーズンからのV1昇格が喜ばしい限りです。

対戦チームのレベルが高くなかなか勝てない状況ではあるものの、今までの勝って当然のところから、チャレンジャーとして強い相手と戦えることに選手が楽しそうという言葉が印象的でした。

3社共通で「スポーツ」や「勝ち負け」ではなく、地域の為に価値を提供するのだという熱い想いが前提としてあり、さまざまなチャレンジをしていることに刺激を受けました。

|前人未到の挑戦


■モデレーター:
株式会社ファームノートホールディングス 代表取締役 小林晋也氏

■スピーカー:
インターステラテクノロジーズ株式会社 代表取締役 稲川貴大氏
株式会社SkyDrive 代表取締役 CEO 福澤知浩氏
千葉道場株式会社 代表パートナー 千葉功太郎氏

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日本の将来はどうあるべきかという観点で、自由に語るセッションでした。

お酒を片手にラフな感じでありましたが、最後のセッションだったこともあり、最高潮に熱が込められていたように感じました。

モデレーターである小林氏の「スタートアップは誰かに"やってくれ"と頼まれたわけではなく、やりたいからやっている」という冒頭の言葉がとても印象的でした。

稲川氏も福澤氏も社会課題の解決に向けて奔走するも、周囲の理解を得られずにいたことが共通点としてありました。

しかしながら、その中で仲間たちと切磋琢磨しながら世のためになる大きなことを成し遂げるという熱い想いをもって突き進む姿がリンクしました。

必ず自分たちがやっていることが必要になる世の中が来るという自信と覚悟を背負って戦っている一方で、それがやりたいことでもあり日々楽しく事業に向きあっているようにも見えました。

このようなベンチャー企業をもっと北海道で創り、我々が支援をしていかなければいけないと身が引き締まる思いでした。

|お酒と街づくり(お酒とファンづくり)


■モデレーター
サツドラホールディングス株式会社 代表取締役社長CFO 富山浩樹氏

■スピーカー
上川大雪酒造株式会社 代表取締役社長 塚原敏夫氏
北海道余市町長 斎藤啓輔氏
株式会社ヤッホーブルーイング 代表取締役社長 井手直行氏

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このセッションもタイムテーブルが最終で、参加者も含めた全員が参加し、クラフトビール「よなよなエール」での乾杯から始まりました。

乾杯に提供された「よなよなエール」の製造者である株式会社ヤッホーブルーイング(本社:長野県軽井沢町)は、エスコンフィールドの球場内に「そらとしば by よなよなエール」を今年3月、オープンさせた話題の会社です。この施設は、世界初のフィールドを一望できるクラフトビール醸造レストランとなっています。

上川大雪酒造は日本酒業界としては後発で参入し、本当に美味しい日本酒を作るにとどまらず、上川町にレストラン、茶房、ホテルをオープンしています。

余市は世界一流のワイン造りと販売戦略により今や入手困難なワインとして有名な街になり、レストランもホテルもワイン好きや美食家が集まるエリアになりました。

このセッションでは登壇者それぞれがこれまでに重ねてきた努力や成果について語られたのですが、経営者のお二人、そして余市市長の推進力、行動力、覚悟を感じ、このようなお酒を楽しめる背景には様々な努力があってこそなのだと痛感し、感謝したいと思うような内容でした。

「お酒は手段であって、目的ではない。または一部手段である」というお話や、「このお酒のこの味が好き、というところからスタートしても、目指すところは地元のコミュニティや、お酒好きの方が集まるコミュニティという人々が集う楽しさを創出したい」という熱のこもったお話を聞く事ができました。

ネットワーキングParty

最後はネットワーキングPartyがあり、参加者との交流がありました。

熱量あるセッションに参加した後だけに、来場者の雰囲気が高まり、会場全体が盛り上がっていました。

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まとめ

一日の中で、世の中を動かそうと頑張っている多くの経営者の方々の貴重なお話を聞くことができ、私たちも頑張らなければと純粋に思いました。

また、一緒に北海道の将来をよりよくするため行動していきたいとモチベーションが高まる素晴らしい機会となりました。


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この記事を書いた人

コンサルタント 
宮崎 美晴

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