2023.06.21
北海道と東京の物価比較「地方は物価が安いってホント?」
こんにちは。リージョナルキャリア北海道スタッフです。
北海道へ移住を検討されている方から「首都圏と比べて物価は安いですか?」「光熱費はどのくらい違いますか?」と、聞かれることがあります。
移住をイメージする上で気になるポイントかと思いますので、今回は北海道と東京の物価比較を「食品」「光熱費」「家賃」「保健・医療」「交通・通信」「教育」「教養・娯楽」の項目でまとめます。
食品編
いくつか品目をピックアップして比較しました。
※2023年5月平均
情報引用:東京都の統計「東京の物価 令和5年(2023年)5月分 統計表」(最終閲覧日2023年6月20日)
情報引用:北海道HP「物価情報(消費者安全課)」(最終閲覧日2023年6月20日)
じゃがいもは、全国の総生産量のうち77.5%を北海道で生産していることもあり、価格が安いです。他にも、生産量の多いアスパラガス、人参、玉ねぎ、白菜、キャベツは安く購入しやすいです。北海道のスーパーでは、北海道産の野菜を多く見かけます。新鮮でおいしい野菜が手に入りやすいことは魅力なのではないでしょうか。
しかしながら、品目により多少の違いはあるものの、全体でみると北海道と東京で大きな価格差はありませんでした。
光熱費編
※平均的な月あたりの支出データ
情報引用:電気プラン乗換.com「電気・ガス・水道料金の平均額」(最終閲覧日2023年6月20日)
北海道はガス・水道代が東京に比べて安く、電気代は高い結果となりました。
しかしながら、光熱費はどのように利用するかで大きく変動します。家に滞在している時間や、家の広さ・間取り、寒い冬期をどのように過ごすのかということによって異なりますので、光熱費としては個別要素の影響が大きいように感じます。
参考記事:札幌で猫と暮らす│リアルな冷房・暖房事情
家賃編
北海道札幌市内の各区と、東京都の一部区で比較します。
▼札幌市
情報引用:SUUMO北海道版「北海道の家賃相場情報」(最終閲覧日2023年6月20日)
▼東京都
情報引用:SUUMO関東版「東京都の家賃相場情報」(最終閲覧日2023年6月20日)
ワンルームで2~3倍ほどの違いがありますが、3LDK以上になると4~8倍ほどの違いがあります。札幌の3LDK以上と、東京のワンルームで比較しても札幌の方が安い傾向になります。
ここまでの項目とは異なり、大きな差があることが分かります。特に家が広くなるほど差が顕著になりますね。
その他
「保健・医療」「交通・通信」「教育」「教養・娯楽」の項目で小売物価統計調査のデータをまとめました。この調査は、総務省が実施しているものであり商品の小売価格、サービスの料金及び家賃を、店舗及び事業所を対象に調査しているものです。
「0」が全国平均値でありそれを超えると平均よりも高く、マイナスの数値であると安いということです。
※2021年の調査結果
参考情報:総務省統計局「小売物価統計調査(構造編)年報 2021年」(最終閲覧日2023年6月20日)
こちらは4項目ともに北海道の方が安いという結果でした。
中でも「教育」「教養・娯楽」の差が大きいです。これはお受験事情や教育環境、娯楽施設が東京と北海道で異なっていることが影響しているのではないでしょうか。
まとめ
各項目で物価に違いはありますが、特に異なるのは住居にかかる費用でした。食品代は北海道産の野菜を多く取り入れるなど工夫次第で費用を抑えることができるかもしれません。また、光熱費についても暖房器具や過ごし方の工夫で抑えることができます。
教育環境や娯楽施設は東京と比較すると少ないため、物価を比較する前に「同じように使えない」と考えられる可能性もあります。
北海道と東京で暮らす良さや魅力はそれぞれ異なります。私たちはご自身やご家族にとって、大切なことをより実現できる環境を選択いただけることを応援しています。
また、北海道エリアを担当するコンサルタントは全員北海道在住ですので、暮らしのリアルな情報について直接お伝えすることも可能です。お気軽にご相談ください。
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