転職成功者インタビュー

生活協同組合コープさっぽろ
石塚直人さん(デジタル推進) 33歳

デジタル推進に積極的な企業が地元にあると知り、北海道での転職を決断。

東京で、官公庁や地方自治体に向けたシステムコンサルティングを行っていた石塚さん。結婚し、子どもが生まれたタイミングでコロナ禍が発生。業務はフルリモートとなり、「どうせリモートで働くのなら」と、家族とともに地元である北海道へUターンした。

そのままリモート勤務で3年を過ごし、「再び東京に戻るのではなく、北海道で地元のために貢献するという働き方もある」と考え始めるように。とりあえず情報収集してみようと、北海道での転職活動に踏み出した。

そこでリージョナルキャリア北海道のコンサルタントから紹介されたのが、コープさっぽろのデジタル推進という魅力的なポジションだった。「ここなら自分のキャリアを活かせるし、学びもある」と考えて転職を決意した石塚さんに、転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2024年5月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで60日間

転職前

業種
コンサルティング
職種
ITコンサルタント
業務内容
官公庁系クライアントに対するITコンサルティング

転職後

業種
流通小売
職種
デジタル推進担当
業務内容
小売り事業以外の事業領域のシステムの企画およびプロジェクトマネジメント

コープの展開する様々な事業のシステム化を推進。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

コープさっぽろではグループ会社も含め、全社的にデジタル化を推進しています。私はデジタル推進本部のシステム企画部に籍を置き、各種ITシステムの導入や改善、古くなったシステムの刷新などを担当しています。

関わっているのは、コープさっぽろにおける店頭販売・宅配以外の事業と関連会社のシステム化です。

コープは展開している事業の幅が広く、電力やエネルギー、葬儀といったサービスも提供しています。医療関連事業や、宅配とはまた別の夕食宅配という事業もあります。それぞれ事業の特徴が異なるため、システムの導入や刷新にあたっても、個別の事情を汲み取りながら進めなければなりません。

また、会計・経理システムや人事システムなどのバックオフィス系システムも私の携わっている範囲です。同じチームで働いているのは6~7人。領域が広いので、みんなで手分けしながら仕事にあたっています。

入社前のご経歴を教えてください。

関東の大学を卒業した後、外資系コンサルティング会社に就職。官公庁や地方自治体が使用するシステムについてのコンサルティングを行っていました。

お客様の要望をヒアリングし、それに合わせて要件定義を行い、プロジェクトマネージャーの補佐的な立場でシステム構築を進めていく、といった流れです。

自身でプログラミングするわけではなく、社内のシステム部隊や協力関係にあるシステム会社のコントロールが主な役割でした。

転職のきっかけは?

前職在籍中に結婚し、2020年には子どもが生まれました。それからコロナ禍が発生したため、リモートワークが中心となったのですが、リモートとなると、東京にいる必然性もありません。それで、在職のまま地元の北海道にUターンし、札幌からリモートワークを行っていました。

生活の主体が札幌に移ると、「やはり地元はいいな」「子育てにも地元の方がいいな」、という気持ちが湧いてきました。リモートワークは2022年末まで続いていたのですが、ちょうど入社して10年経ったこともあり、改めて今後のキャリアを見つめ直すことにしました。

また東京に戻るのか、あるいは、北海道に根を下ろして地元のために貢献するという働き方もできるんじゃないかと、なかなかまとまらなかったので、自分に合った会社が北海道で見つかるか検討してみようと、転職活動を始めました。

転職活動はどのように進めましたか?

転職サイトも見たのですが、早い段階から「転職コンサルティング会社の力を借りよう」と考えていました。最初は全国大手の転職コンサルティング会社に話をしたのですが、紹介いただく会社が「東京本社で、フルリモートで働ける会社」ばかり。私はもっと北海道の求人が知りたかったのですが、なかなか要望に応えてもらえませんでした。

どうしようかと思っていたところ、SNSの広告でリージョナルキャリア北海道を知りました。サイトを見ると地元の求人がたくさん掲載されていたのでエントリーしてみました。すると早速、北海道の会社をいろいろ紹介していただけました。

また、求人紹介だけでなく、「北海道のIT事情は今、こういう状況にある」といった地元ならではの情報も提供してもらえたのはありがたかったです。

今の会社に決めたポイントは?

デジタル化を強力に推し進めているという点です。CIOの大号令のもと、先端技術も駆使しながらコープに合った形を構築しようとしていると聞き、とても興味を持ちました。

また、コープさっぽろでは、いわゆる社内システム担当といった形になりますが、そういった仕事にも興味があり、何よりデジタルでコープをもっと進化させよう、という姿勢に共感しました。

最先端の技術に取り組む機会も豊富で、予想以上に学びが多い。

転職していかがですか?

デジタル化を進めている点に関しては予想以上でしたね。取り組む技術も最先端のものが多く、とても勉強になっています。

デジタル推進の上では、対象となるコープの各事業を理解しておかなければなりません。その点については今も勉強中です。あれこれ考えるより、各事業の責任者に話を聞く方が早いので、わからないことはどんどん聞きにいきます。周囲の同僚もいろいろサポートしてくれるので助かっています。

また、任される裁量が大きいのも特徴の一つ。システム化をどう進めていくかについては、それぞれの担当者の意志が尊重されます。そのため、思い通りに仕事を進められています。

転職して良かったと思うことは?

デジタル化について最新技術に触れる機会があるという点と、自分が主体となって決めていける、という点です。これに加えて、こうしようと決めたら、すぐ着手できるというスピード感もいいですね。

「あれこれ稟議を回して・・・」となると、どうしても時間がかかってしまいますが、コープさっぽろではそういったことはありません。決めてから動きだすまでのスピードが早いので、時間の無駄を省けています。そのおかげか、残業時間は格段に減りました。

困っていることや課題はありますか?

システム構築に関して、上流から下流まで見渡せていないのが、私の課題です。最新技術を導入した場合、下流工程でどういった問題が発生するのか、まだ十分に理解できていません。それは、私自身にプログラムの経験がないからでしょう。経験を積み重ね、このあたりを克服していきたいと思います。

コープさっぽろの各事業についても、もっと深く知らなければなりません。事業を知れば、お互いに連携したり、共有できる部分がある、などもわかるようになるでしょう。システムを企画する上では、そういった幅広い視野からの発想が大事だと思います。

生活面の変化はありましたか?

東京にいた頃は遅くまで働いて、朝は早く出社する、という生活。リモートで出社の必要はなくなりましたが、夕食を終えるとパソコンに向かって仕事再開、ということも珍しくありませんでした。

今は残業が少なくなったこともあり、仕事にメドがついたらもう切り上げよう、とメリハリのある生活ができています。家に帰る時間が早くなった分、子どもと接する時間も増えました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

個々人が何を重視するかによって、「自分に合った職場」も変わると思います。人によっては、東京など大都市圏にとどまって働く、という選択肢もありでしょう。大事なのは、自分の重視するポイントをはっきりさせることです。

情報収集は仕事をしながらでも、家にいてもできます。私も前職の忙しい時間を縫って情報収集を行い、リージョナルキャリア北海道との面談を進めていました。

転職コンサルタントの提供してくれる情報も有効活用しながら、自分の大切にすることを見出してください。そうすれば、悔いのない選択ができると思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
鈴木 絵理

コロナ禍に札幌へUターンし、リモートワークをしていた石塚さん。新卒入社から10年、家庭を持ち、キャリアを見直す中で「地元に貢献できることはないか」と北海道での転職を相談いただきました。

北海道で複数の事業を展開するコープさっぽろのデジタル推進のポジションは、コンサルティング経験を活かしながらも学ぶことが多く、石塚さんの希望が叶う魅力的な環境と考え提案させていただきました。

転職後はご家族との時間も増え、仕事もプライベートも充実した時間を過ごされていると伺い、大変嬉しく思います。

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