2023.05.29
インクルーシブ公園ってなんだ? ~子供と農試公園に行ったら興味深かった~
こんにちは、リージョナルキャリア北海道コンサルタントの千葉です。
みなさんは、インクルーシブ公園というものをご存じですか?
欧米では20年ほど前から広まっていましたが、日本では、ここ数年使われるようになった言葉のようで、インクルーシブ(包括的)な考えを取り入れた公園とのことです。
公園を訪れる誰もが、一緒に楽しく遊べる公園のことであり、子どもたちの遊び場や遊具にもユニバーサルデザインが取り入れられていることがインクルーシブ公園の特徴です。
農試公園について
さて、今回私が子供と遊びに行ったのは、札幌市西区八軒にある農試公園です。
開園は1975年なので、私が子供の頃にはすでにあり、馴染みのある公園です。
公園全体は12.4ヘクターあり、野球場、テニスコート、多目的広場、トンカチ広場(リニューアルに向けて現在工事中)、ちゃぷちゃぷ広場(今回一部ご紹介します)、遊具広場、交通コーナー(自転車練習場)、ゲートボールコート、サイクルサーキット(マウンテンバイク・BMX用コース)、蒸気機関車(D51形蒸気機関車が展示してあります)、歩くスキーコース(冬季のみ)があります。
この度2023年4月に遊具広場がリニューアルオープンし、完成を楽しみにしていた私と子供は期待に胸を膨らませて訪れました。
今回は遊具広場をご紹介します。
尚、農試公園は、令和2年から6年にかけて改修工事を行っており、順次施設がリニューアルされています。この後も、ちゃぷちゃぷ広場、トンカチ広場がリニューアルオープンの予定です。
農試公園HP
https://noushi-park.jp/(最終閲覧日:2023年5月29日)
公園に到着 いざ遊具広場へ
到着した瞬間に子供は猛ダッシュで遊具に向かいましたが、私は公園の作りと遊具の説明に興味を惹かれ、子供の安全を見守りながらも勉強してまいりましたので、「インクルーシブ公園」というものの一端を理解できる「遊具」についてご紹介します。

画像引用:農試公園HP(最終閲覧日:2023年5月29日)
まずは遊具広場の説明から

ふむふむ。なるほど。
年齢や「冒険」のレベルに合わせてエリア内の地面の色が変えられているようです。
車いすや歩行器、冒険に不安を感じる子、についての記述や、遊び方の注意、ポイントの説明があります。
どんな個性を持った子供が来てもみんなで楽しく遊べるよ、というメッセージですね。
最初は【大航海のおおなみ】



画像引用:農試公園HP(最終閲覧日:2023年5月29日)
ポイントはおおなみ大斜面の裏側に、「ひっそりと気持ちが落ち着く隠れ家空間」があることでしょうか。
次に、【かみなりタワー】



画像引用:農試公園HP(最終閲覧日:2023年5月29日)
こちらのポイントもおおなみ斜面の裏側に「ひっそりと気持ちが落ち着く隠れ家空間」があることでしょうか。
【オムニスピナー】


これ、くるくる回ります。
子供は楽しそうに延々と回したり乗ったりしているのですが、私のような三半規管の弱った大人はすぐに具合が...
子供と一緒に遊ぶときはくれぐれもお気を付けください。
インクルーシブのポイントは、車いすからでも乗り移れること、姿勢を保つのが難しい子でも、自由な姿勢で乗れること。
【コージードーム】


遊び場の中で一時的に一人になれるシェルターの機能があるようです。
私も入ってみましたが、外界の騒がしさから切り離され、確かになんだか落ち着く感じがしました。
【こびとの国エリア】


画像引用:農試公園HP(最終閲覧日:2023年5月29日)
そして、筆者が気になったのはこれです。

ん?なんだ?

なんだ。ただの巨人だったか。
そうか、ここは「みんなのガリバーひろば」という名前でした。
いや、でも、ちょっと怖いんじゃないかな。
でも、遊んでいる子供は楽しそうだし、夢があっていいですね。
遠くから見るとこんな感じです。
なんともシュールですね。

その他にも
【ジャングルターザンロープ】


【バッタかキリギリスの何か(名前確認できず)】

2023年6月1日リニューアルオープン予定の【ちゃぷちゃぷ広場】


画像引用:農試公園HP(最終閲覧日:2023年5月29日)
感想
インクルーシブ公園、遊び方や考え方の説明がとても新鮮でした。
違った個性の子供たちが、同じ空間で、一緒に遊んでも、違った遊び方をしても楽しめるように工夫されていました。
子供と公園に行って一緒に遊べる期間はそう長くありません。休日に、子供ともっといろいろな公園に行ってみたいと思いました。
※引用元を明記しているもの以外、画像は全て筆者撮影です。
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