2022.05.06
【居住エリアを考えるヒント】札幌の小学校・中学校から「子育てする場所」を考えてみる
こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、千葉です。
今回は学力テストの結果から、「札幌市内の小中学校の学力分布から居住エリア・子育てするエリアを考える」という考察をしてみたいと思います。
どこに居を構えるかについては、「実家の近くに住む」「学生時代を過ごした懐かしいエリアに住む」など人それぞれ思いや考えがあり、重視する点はさまざまでしょう。今回は一つの視点としてご紹介しますので、札幌周辺で居住エリアを考えている方のヒントになればと思います。
中央区エリアの小学校は学力分布が高い傾向あり
学力分布が高い小学校は中央区エリアに集中している傾向があります。
・札幌市立円山(まるやま)小学校
・札幌市立幌西(こうさい)小学校
・札幌市立宮の森(みやのもり)小学校
中学校も中央区に集中、2F3K
下記5校はとくに学力分布が高い中学校として「2F3K」と呼ばれています。
・【F】国立大学法人北海道教育大学附属札幌小学校
・【F】札幌市立伏見(ふしみ)中学校
・【K】札幌市立啓明(けいめい)中学校
・【K】札幌市立柏(かしわ)中学校
・【K】札幌市立向陵(こうりょう)中学校
こちらは児童数900名を超えるマンモス校です。 br>※石狩管内(札幌市を含むエリア)の中学校の平均児童数399人(北海道教育委員会2021年5月1日発表のデータより)
中学校も、学力分布が高い学校はやはり中央区に集中しています。このエリアで居住エリアを探す子育て世帯はとても多いという話もあります。なお、小学校でご紹介した円山小学校、宮の森小学校は向陵中学校へ進学するエリアです。
中心部から離れたエリアにも学力分布が高い中学校がある
下記2校も学力分布が高い中学校として注目を集めています。課題探究的な学習の推進や、家庭学習習慣の定着に重きを置くなどの、学校としての取り組みが実を結んでいるようです。
北海道の高校入試について
北海道の高校は公立校(道立、市立)が人気であり、大学進学率も高くなっています。札幌市内に住んでいれば、高校受験の学区規制(越境受験)を受けることはなく札幌市内どこの高校でも受験できます。
高校入試については、2022年度の入試より大きな変更がありました。2009年度の入試から「学校裁量問題」という一部の問題を各学校の裁量で設定できる制度を実施してきましたが、2022年度の入試からその制度が廃止となり、一般入学者選抜の学力検査では全ての生徒に同じ問題を課すことになりました。また各教科(国数社理英5科目)の点数が60点満点から100点満点、つまり全教科を合わせて300点満点から500点満点になりました。
北海道の高校入試事情は、他のエリアにお住まいの方にとっては馴染みのない部分も多いかもしれません。また、中学・高校時代を北海道で過ごされた方からしても変更になっている点が多いと思いますので、高校入試や高校の特徴については、次の機会にお届けできればと思います。
お役立ち情報
▼コンサルタントに直接相談をご希望の方はこちら
▼北海道の求人情報をお探しの方はこちら
▼転職支援サービスへのエントリーはこちら