2022.12.21
北海道の年末年始│たいまつ滑走、口取り菓子、うま煮
こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、佐々木です。
今年も残りわずかですが、みなさんはどのような1年を過ごされましたか?12月に入ると1年を振り返ったり、来年はどんな1年にしようかなと計画を立てたりする方も多いのではないかと思います。
また、移動制限のない年末年始は親戚一同集まり、家族とゆっくり過ごす方もいるのではないでしょうか。
今回は年末年始も間近ということで北海道でのお正月の過ごし方、北海道ならではの食の風習をお伝えします。
北海道のお正月
北海道の年末年始は年越しの準備や新年のお祝いの支度もありますが、影響を受けやすいのが「雪」です。雪が降れば、年末年始関係なく除雪仕事がありますし、帰省をする方にとっては雪による道路状況や交通渋滞で帰省に時間を要してしまったり、飛行機を利用する方は欠航による帰省の日程がずれてしまったりなど、影響を受けかねません。
天気ばかりは操作することができないので何とも難しいところですが、雪の降らない年末年始は「平和だな」という印象です。
雪は大変な部分だけでなく、良い部分もあります。ウィンタースポーツが好きな方は年末年始の時間をゲレンデで過ごすことができます。
ニセコ町のすぐ隣に位置する留寿都村(ルスツ村)にあるルスツリゾートでは、12月31日に「大みそか花火大会&たいまつ滑走」というイベントが開催されます。
スキーインストラクターによるフォーメーション滑走や、スキーヤーの方対象にはなりますが、一般の方も参加OKのたいまつ滑走があります。
たいまつ滑走は名前の通り、たいまつを片手に列をなしてゲレンデを滑走するので夜のゲレンデにたいまつの光が浮かび上がり幻想的とのことです。
イベントの締めくくりには音楽に合わせて1,200発の花火が打ち上がります。真冬の空は澄んでいるので、花火もより綺麗に見えて夏の花火とはまた違った美しさを感じられます。
※画像引用:ルスツリゾートHP「大みそか花火大会&たいまつ滑走」(最終閲覧日2022年12月21日)
北海道ならでは!食の風習
有名な話なのでご存知の方も多いかもしれませんが、北海道ではおせち料理を大みそかの夜から食べる習慣があります。
筆者も実家で年越しをしていたときには、すき焼きとおせち料理を大みそかの夕方早い時間から食べ始め、夜23時頃には年越しそばをいただくというのが定番でした。
独特の風習はどこから来るのか詳しく調べてみると、どうやら「年取り膳」と呼ばれる江戸時代からある風習に由来するようです。これは、大みそかに一年の無事を歳神様へ感謝し、新しい歳神様をお迎えするためにお供えした膳と同じものをいただいてお祝いするという風習です。
江戸時代の人々も大みそかの夜は元旦まで起きて新年を祝っていたとのことで、この年取り膳の風習が北海道には残ったようです。
逆にそもそもおせちを食べない家庭もあり、いわゆるオードブルのような御馳走が並ぶ家庭もあります。
筆者も現在は義実家で毎年年越しを過ごしていますが、おせち料理ではなくお寿司とオードブルがたくさん並びます。
家庭によって食事の仕方が全く違うのもまた面白いですね。また、降り積もった雪の中にビールなどのお酒を埋めてキンキンに冷えた状態で飲めるのもこの北海道だからこその楽しみ方ですね。
※筆者撮影
また、お正月に食べる「口取り菓子」も北海道特有の風習の一つ。
縁起物の松竹梅や鯛やエビなどに似せて作った練り切りなどの和菓子です。色もカラフルで、表面はつやつやにコーティングをされているのでとてもきれいです。
年末にはこの口取りがパック詰めされスーパーの店頭に並んだり、北海道の有名菓子メーカーでも年末限定で店舗販売したりもしています。
※画像引用:千秋庵HP「季節のお菓子」(最終閲覧日2022年12月21日)
※筆者撮影
最後に
いかがでしたか?一部ではありますが、北海道ならではの年末年始の過ごし方をご紹介しました。
各家庭によって様々なカタチの過ごし方があります。2月に向けてまだまだ寒くなっていく北海道ではありますが、季節ならではの楽しみ方もたくさんあります。
皆さんも素敵な年末年始をお過ごしください。
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