転職成功者インタビュー

株式会社デンソー北海道
石塚健さん(生産技術) 28歳

「北海道で暮らす」を軸に選んだ転職。ものづくりの現場で広がった視野。

北海道大学を卒業後、専攻を生かせる環境を求めて愛知の鉄鋼メーカーへ就職し、製鋼領域で品質や生産性の改善に携わってきた石塚さん。キャリアの転機は結婚を見据えた将来設計だったという。

パートナーの「北海道を離れたくない」という意思を尊重し、自身も北海道で腰を据えて働く道を選択。転職活動では限られた時間の中で人材紹介会社を活用し、最終的にデンソー北海道の生産技術職への転職を決断。現在は生産ラインの設備更新や不良率の改善に挑んでいる。

異業界への転身を経験した石塚さんだが、「より良いものを安定して作る」というものづくりの本質は変わらないと語る。今回の転職の経緯と、仕事の手応えを伺った。
※本記事の内容は、2026年4月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで101日間

転職前

業種
特殊鋼メーカー
職種
生産技術
業務内容
鉄鋼製造プロセスの解析と改善を担当。設備投資提案や自動化推進を通じて、品質向上・能率改善・コスト低減を実行。

転職後

業種
自動車部品メーカー
職種
生産技術
業務内容
車載部品の生産ラインにおける設備更新、立ち上げ、不良率低減、生産性向上を担当。将来製品を見据えた工程改善を推進。

「北海道で暮らす」と決め、転職の軸が一本に定まった。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

デンソー北海道の生産技術課では、新しい生産ラインの立ち上げと、既存ラインの設備更新や工程改善の業務があり、私は後者を担当しています。

長く稼働している生産設備に最適な更新を行い、安定した生産の維持に取り組んでいます。加えて、不具合の原因を特定し、不良率の低減を図る改善業務も行っています。

生産技術課の一部署に所属しており、課全体では60~70名が在籍しています。日々の業務は約4名のチームで進めており、周囲と連携しながら改善を積み重ねています。

入社前のご経歴を教えてください。

新潟から北海道大学へ進学し、大学院まで含めて6年間、金属系の分野を学びました。

卒業後は、愛知県にある鉄鋼メーカーへ就職しました。当時は専攻を生かせる環境を軸に考えていたため、勤務地にはそれほどこだわっていませんでした。

鉄鋼メーカーでは製鋼部門に所属し、鉄を溶かして成分を調整し成形する工程で品質や生産性を高める改善業務に携わっていました。

転職のきっかけは?

一番のきっかけは結婚を見据えた将来設計です。パートナーの「北海道を離れたくない」という想いを尊重し、北海道での転職を決めました。

また、前職ではチームリーダーの役割を任される中で、自身の今後のキャリアや働き方について考える機会が増えました。

ライフステージの変化に伴い、ひとつの節目として区切りをつけ、新たな環境で挑戦するには今がベストなタイミングであると考え、転職を決心しました。

転職活動はどのように進めましたか?

複数の人材紹介会社に登録し、実際に面談を受けたのは2社です。リージョナルキャリア北海道は、道内の求人情報が豊富だった点が印象に残っています。

前職は残業が多く、スケジュールが読みにくい日もありましたが、面談や選考の日程を柔軟に調整してもらえたことも心強かったです。

今の会社に決めたポイントは?

最終的に内定が出たのは2社でした。どちらも北海道の製造業でしたが、デンソー北海道を選びました。

決め手になったのは、北海道で長く働き続けられる環境であることです。もう一社は、将来的に転勤の可能性があり、生活を見据えたときに迷いがありました。

また、任される役割が明確だったことも大きなポイントです。入社後に役割を模索して作っていくスタイルよりも、まずは組織の一員として基礎を固めながら成長したいと考えたことが、最終的な決断につながりました。

異業界でも変わらない、ものづくりの面白さ。

転職していかがですか?

入社前の印象と大きなギャップはなく、働きやすさを感じています。オフィスはワンフロアで、役職に関係なく話しかけやすい雰囲気があり、相談や確認がしやすく、仕事を進めやすい環境です。

また、中途採用者が多く、受け入れ体制や教育体制が整っている点も安心材料でした。入社後の導入研修に加え、現場ではOJTを通じて実務ベースで学びます。周囲も中途入社者の育成に慣れており、スムーズに馴染めました。

転職して良かったと思うことは?

やるべきこと、改善すべきことが多く、仕事に飽きることがありません。ガソリン車向けの製品が多い一方で、電動化の流れも見据えながら、将来に向けて生産ラインをどう最適化していくかを考える必要があります。

前職はスケールの大きな設備で鉄を扱う仕事でしたが、今は小型の自動車部品を量産する世界です。扱うものは変わっても、「より良いものを安定して作る」という本質は同じだと感じています。

困っていることや課題はありますか?

日々の業務には慣れてきましたが、より良い改善を行うためには、まだ学ぶべきことが多いと感じています。設備や工程について理解を深めながら、改善の精度を高めていくことが現在の課題です。

改善すべき点や取り組むテーマは多く、一つ対応すると次の課題が見えてきます。そうした状況の中で、経験を積み重ねながら自分の引き出しを増やしていきたいと考えています。

生活面の変化はありましたか?

残業が減り、生活にメリハリがつきました。結婚し家族と過ごす時間も増えています。現在は札幌に住み、40分ほどかけて車通勤しています。

また、北海道に戻って改めて実感したのは、冬がしっかり冬であることです。雪のない地域での生活を経験したからこそ、北海道らしい季節の移ろいを楽しんでいます。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

まずは、自分の中で「譲れない軸」を決めることが大切だと思います。私の場合は「北海道で暮らす」でした。

軸が決まると、判断が早くなります。また、何を優先するのかを自分の中で整理できれば、納得感のある選択ができると思います。

加えて忙しい中での転職活動では、人材紹介会社をうまく活用することも重要です。自分だけでは出会えない選択肢に出会えることもあります。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
笹本 香菜

石塚さんは、転職活動を始めた当初から「北海道で暮らす」という軸が明確でした。そのため、求人を比較する際も判断がぶれにくく、限られた時間の中でも着実に選考を進めていくことができました。

また、異業界への転職ではありましたが、ものづくりに対する姿勢や考え方が一貫しており、企業との相性も良かったと感じています。

インタビューでは、入社後も前向きに学び続けている姿勢が印象的でした。今後のさらなるご活躍が楽しみです。

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