株式会社ダイヤ書房
岩井恭介さん(仮名・営業) 27歳
挫折も多かった人生。やりがいのもてる仕事に出会い、転職大成功!
バンド活動の夢を抱いて大学を中退。その夢をあきらめて入社した会社での営業の仕事は厳しいものだった。自身の営業成績は比較的良く、収入面では恵まれていたものの、人の入れ替わりが激しい職場に馴染めず転職を決意。生活基盤は動かさず、新たな職場探しに向かった岩井さん。
転職して2年が経ち、今では子どもも生まれ、家庭生活も充実しているという。大学生活、バンド活動、最初の就職と挫折はあったが、あきらめることなく満足できる仕事に出会えた岩井さんの、転職プロセスをお聞きした。
※本記事の内容は、2015年8月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 1回
- 活動期間
- エントリーから内定まで90日間
転職前
- 業種
- システムコンサルティング
- 職種
- ソリューション営業
- 業務内容
- 中小零細企業を対象とした、法人向けのOA機器、ネットワーク商材の提案営業
転職後
- 業種
- 商社
- 職種
- 営業
- 業務内容
- 大学・専門学校に対する進学情報広告媒体の提案営業
自分らしさを発揮でき、やりがいを感じられる環境を求めて。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
当社は書店を展開する会社ですが、一方で全国の高校生に大学や専門学校を紹介する進学情報誌を制作、発行しています。私はその部門の営業担当として入社しました。担当地域は北海道、中四国、九州です。
既存のお客さまに対するルート営業に加え、新規開拓にも力を入れています。電話やメールだけでなく、年に数回は現地に足を運んで、出版物の案内や新規メディアの紹介をしています。
入社前のご経歴を教えてください。
大学生の頃からバンド活動をしていて、本格的にプロになりたいと考え大学を中退しました。しかし結局夢を実現することはできず、札幌のOA機器販売代理店に営業職として入社しました。
法人営業が中心で、営業目標はかなり厳しかったのですが、私自身は在籍期間中ほぼ目標を達成していました。お客さまとコミュニケーションをとりながら、商品やサービスを紹介する営業活動は、自分に向いていると感じていました。
転職のきっかけは?
会社から評価もされていたのですが、自分自身がお客さまと長くお付き合いすることがない営業スタイルに、物足りなさを感じていました。
しかし営業活動そのものは好きでしたので、商品や営業スタイルの異なる会社で、自分らしく力を発揮できないかと考えるようになりました。そこで、地元である札幌圏内で生活を続けながら働くことができる職場を探すことにしました。
転職活動はどのように進めましたか?
リージョナルキャリア北海道のコンサルタントからメールをもらい、面談をすることになりました。その際、将来性があり、意義を感じることができる仕事を長く続けていきたい、という希望をコンサルタントに伝え、その後現在の会社を紹介してもらいました。
今の会社に決めたポイントは?
しっかりとした会社だという第一印象が大きかったですね。安定している会社で、社会的にも認知度の高い業界だと思いました。
もう一つの大きな理由は、面接でお会いした社長や取締役、皆さんがとても温かい、素敵な人だと感じられたこと。この人たちと一緒に仕事をしてみたいと思ったことが決め手です。
自分自身の経験から、進学先と就職先のミスマッチや、職業選択の難しさを感じていたので、進学情報誌の発行に関わることは、とても意義深いと感じました。同じ営業といっても、以前よりずっと大きなやりがいを持って仕事ができると思いました。
仕事の充実感が、家庭生活にも好影響を与えた。
転職していかがですか?
希望していた通りの仕事で、とてもやりがいを感じています。最近は、担当エリアで高校生向け進学相談会の企画や運営も任されるようになり、充実感が増していますね。
今の部署で、まだまだ仕事の幅を広げることができると感じています。給与は少し下がりましたが、それ以上のやりがいと将来性を感じているので、総合的には転職は大成功だと思います。
困っていることや課題はありますか?
転職して2年が経ちますが、今のところ困っていることは一切ありません。営業ですから、当然目標とする数字はありますが、それ以外でも会社に貢献できる社員になりたいと考えています。
これからも継続的に個人成績を達成すること、さらには在籍する部署や会社の活性化にも、提案や貢献のできる人材になりたいと考えています。
生活面の変化はありましたか?
長期出張が多いので、家族と会えない期間があるのは少し寂しいですが、その分、札幌にいる間は家族との時間を大切にしています。
前職では営業成績に一喜一憂して、家庭生活にも影響が出ていましたが、現在はそのようなこともなくなり、家庭がずいぶん明るくなりました。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
年齢にもよりますが、転職するならできるだけ早くスタートが切ったほうが良いと思います。ずるずると引き延ばさず早めに行動することと、信頼のおけるコンサルタントのアドバイスを受けることをお勧めします。