転職成功者インタビュー

みらいコンサルティング株式会社
辻口賢さん(経営コンサルタント) 36歳

「経営コンサルタントの道もある」というリージョナルキャリアの提案で未来が拓けた。

辻口さんは大学卒業後、大手教育サービス業に就職。30歳を過ぎたころから経営企画や広報業務にも携わるようになり、「経営」の面白さに目覚めたという。

そこでもっと経営に関わる仕事がしたいという思いから、転職活動を開始。そして、クライアント企業が抱えるさまざまな課題の解決に取り組む、経営コンサルティング会社に転身した。

現在は札幌支社長に昇進し、仕事の幅がさらに広がったと話す辻口さんに、転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2021年3月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで53日間

転職前

業種
教育サービス
職種
講師・経営企画
業務内容
講師として教育指導を行う傍ら、経営企画や広報業務も兼務で担当

転職後

業種
総合コンサルティング
職種
経営コンサルタント
業務内容
経営コンサルタントとしてクライアントの経営課題解決策の提案と実行

経営企画に携わり、「経営」への興味が芽生えた。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

お客さまが抱える課題に対して、解決策を提案し実行するのが経営コンサルタントの役割です。私が所属する部門は、会計士や中小企業診断士などの資格を持ったスペシャリストや、事業会社での経営企画といった経験を持つ人材で構成されていて、それぞれが自身のスキルを最大限発揮しながらお客さまの課題解決にあたっています。

そんな中で、私もコンサルタントとして多くのクライアントの経営課題と向き合っています。私が担当しているのは、顧問契約を結ぶ10社程度へのコンサルティングです。これと並行して突発的に発生した個別案件にも対応しています。

転職のきっかけは?

前職では、同業他社と合弁会社を立ち上げるなど、経営に直結する業務もいくつか経験しました。そうした中で「経営」に対する興味が高まり「本格的に経営企画の仕事に挑戦したい」と考えるようになったのがきっかけです。

転職活動はどのように進めましたか?

リージョナルキャリア北海道も含めて3~4社の転職支援会社にエントリーし、それぞれのアドバイスを参考にしながら転職活動を進めました。とはいえ、北海道内で経営企画の求人を探しても、数が少なくて、なかなか見つかりません。転職活動が難航していたところ、リージョナルキャリア北海道のコンサルタントから「経営コンサルタントという仕事に興味はないか」という提案を受けたんです。

あらためて考えてみると、私がやりたかったのは「経営者の考えをキャッチアップし、それを形にしていく」こと。経営コンサルタントは、まさにそこに集中できる仕事ではないかと思いました。

今の会社に決めたポイントは?

他の支援会社からも経営企画職の紹介を受けていたので、どちらを選ぶかずいぶん悩みました。しかし最終的には、ハイレベルな人材が集まる職場で刺激を受けながら成長したいと考え、みらいコンサルティングへの転職を決めました。「経営企画」という職種に固執していたら、この選択はなかったかもしれません。

転職4年目で札幌支社長に就任。自らレベルアップする環境が、ここにはある。

転職していかがでしたか?

当社では自分が考えているより、常に一段上の役割が与えられます。私は転職して3年目に管理職、4年目には札幌支社長に登用されました。業務のハードルが上がれば、それを乗り越えるためには自分自身がさらにレベルアップしていかないといけない。そうした緊張感を持ちながら仕事に取り組める環境はありがたいですね。

また、この仕事には物事を多面的に見て、冷静に判断するスキルが不可欠。同じ案件でもクライアントの「部門担当者」の視点に立つか「経営陣」の視点に立つかで見えてくる課題は異なってきます。そういったスキルをもっと磨いていきたいと考えています。

困っていることや課題はありますか?

今後は、北海道の市場をさらに開拓していきたいと思っています。でも、むやみに手を広げるつもりはありません。北海道に拠点を置いて事業を展開している以上、どんな大きな仕事であっても、地域貢献につながらなければ意味がありませんから。

そのためにも、「自分たちは何のためにこの仕事をしているのか」を社内で共有して日々の活動に落とし込んでいきたいし、そうした姿勢を社外に向けてしっかりと発信していきたいですね。

転職してよかったと思うことは?

みらいコンサルティングは、目先の利益にこだわらず中・長期的な視点でお客さまと向き合うために、あえて明確な数値目標を設定していません。

コンサルティング会社の中にはサービスをパッケージ化して、提案を効率化させようというところも少なくありません。でも、お客さまが100社あれば抱える課題も100通りあり、たとえ同じ規模・業種の企業であっても最適解は異なるはずです。だから、安易に効率を求めるのではなく、それぞれのお客さまに合ったソリューションを検討し提供する、というのが当社の方針です。

私はこの方針に共感しますし、そういうやり方で期待に応えていきたいと思います。もちろん、求められるレベルも高くなりますが、厳しい環境だからこそ自分の可能性を広げることができます。本当に、いい会社に巡り合えたと思っています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

これから転職を考えている方には、転職支援会社を上手に活用することをおすすめします。今はインターネットなどでいろいろな情報を入手できますが、まだまだ転職支援会社でしか知りえない情報もありますから、一人で活動をするよりもずっと有利になるはずです。

加えて、コンサルタントとの会話を通じて新しい視点が生まれることもあります。私自身、もし一人で活動していたら「経営コンサルティング」という選択肢は浮かんでこなかったでしょう。転職活動において転職支援会社は欠かせない存在だと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
大場 愛弓

面談で「経営企画の仕事に本格的に携わりたい」と仰っていた辻口さん。当初はご希望に沿って、経営企画の求人をいくつかご案内していました。

しかし、お話を伺ううちに、「企業内の経営企画職にこだわる必要はなく、多数のクライアントに対し、経営面での課題解決を担う仕事でも、やりたいことは実現できるのではないか」と考え、みらいコンサルティング社の紹介に至りました。

会社経営についてお持ちの知識に加えて、「分かりやすく人に物事を伝える」という、講師としてのご経験も活かすことができる最適な仕事だと、ご提案を進めながら感じたことを覚えています。

現在は札幌支社長になられた辻口さん。今後ますますのご活躍を楽しみにしています。

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