転職成功者インタビュー

株式会社タイミー
吉沢謙一朗さん(カスタマーサクセスマネージャー) 37歳

社会の役に立つ製品、地域に貢献できる仕事。求めていた理想の環境は、地元にあった。

吉沢謙一朗さんの前職は、人材紹介企業。「この会社での自分の役割はまっとうしたのではないか?」という達成感と、成長の頭打ち感があり、転職を考えるようになったと振り返る。「しかも、もうすぐ40歳。これからのキャリアパスを考えると、行きたい会社に行けるのは、今が最後のチャンスなんじゃないか?」。そう考えた吉沢さんは、働きながら転職活動をスタート。
相談したのは、2度目の利用となるリージョナルキャリア北海道だった。「前回、すごく親身にサポートしてもらえたので、迷わず相談しました。今回もお世話になりっぱなしでした」と話す吉沢さん。一度は別の会社から内定をもらっていたが、コンサルタントからの強いすすめで面接を受けたのが、北海道への進出を準備していた株式会社タイミーだったという。そんな吉沢さんのその後について、インタビューした。

(※本記事の内容は、2022年7月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
3回
活動期間
エントリーから内定まで64日間

転職前

業種
人材紹介
職種
キャリアアドバイザー
業務内容
医療介護の従事者を対象とする職業紹介

転職後

業種
IT
職種
カスタマーサクセスマネージャー
業務内容
スキマバイトアプリ「Timee(タイミー)」の運用

自分の年齢、タイミーの将来性…。「転職するなら今しかない!」と決断。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

「タイミー(Timee)」というスキマバイトアプリを開発している会社の、北海道支社で働いています。私が担当しているのは、カスタマーサクセスマネジメント(CSM)という仕事。会社やお店など、「タイミー」を導入してくださったお客さまに対して、活用のサポートをしていく仕事です。

「タイミー」の使い方のアドバイスはもちろん、定期的に結果を振り返り、課題が見つかれば原因を分析。それぞれのお客さまにあった戦略を提案しています。

入社前のご経歴を教えてください。

札幌出身で、北海道の大学を出た後、最初は札幌のユニフォームの卸販売会社に就職しました。2年半のルート営業を経験し、転職。法人向けの携帯電話の販売に1年半、次にBPOサービスを展開している企業のコールセンターで6年間マネジメント業務を担当しました。

その後、医療従事者を対象にした人材紹介企業で、看護師に仕事を斡旋する業務に5年半従事していました。勤務地はいずれも札幌市内でした。

転職のきっかけは?

前職に入社したのは、非常勤の看護師を対象にした新たな部署を立ち上げるフェーズでした。5年が経ってある程度カタチになり、市場的に見てこれ以上飛躍的に伸ばすのは難しいなと感じるようになっていました。そんなタイミングで上司から別の部署への異動を打診され、この会社での役割はまっとうしたのかなと思ったのです。

また、自分のキャリアパスを考えた時、「今転職しなかったら、年齢的にこれからどんどんハードルが高くなっていくんじゃないか?」という不安もありました。「今が行きたい会社に行ける最後のチャンスなのかな?」と考え、働きながら転職活動をすることにしました。

転職活動はどのように進めましたか?

実は、前の会社もリージョナルキャリア北海道に紹介してもらったのです。前回とても熱心にサポートしてもらったので、今回もお願いしたいと思い、前回の担当コンサルタントに直接相談しました。ですから、今回は他の転職サイトはまったく見ませんでした。

インフラ事業に関わりたいと思っていたので、「世の中の困っていることに貢献できる領域、世の中から必要とされる領域で働きたい!」とお願いしました。そんな抽象的なお願いにもかかわらず、3社を紹介してくれ、そのうち1社は順調に選考が進んでいました。

私としても前向きに考えている中で、担当コンサルタントから「実はもう一社、ぜひ紹介したい企業が見つかりまして。とてもいい企業だから、どうしても話を聞いてほしいんです!」とすごい熱量で電話がありました。そこまでおっしゃるならと受けてみたのが、今のタイミー。それまでは北海道に拠点がなかったのですが、新たに立ち上げることになり、人材を募集することになったようです。

今の会社に決めたポイントは?

面接で「タイミー」の可能性や社会的な意義を聴いているうちに、グサッと心に刺さりました。実は、前職でパート領域の看護師を担当していた時に、「子育てをしているので、週1日だけ働けるところないですか?」「午前中だけ働けるところないですか?」と聞かれることが多く、そのたびに、「すみません、ないんですよね」と断り続けていたんです。そのことでとてもモヤモヤした経験があったのですが、「タイミーを使えば解消できるんじゃないか!?」と思ったんです。

看護師や介護福祉士、保育士など、資格は持っているけれど、使っていない人はたくさんいます。そういう人たちが「タイミー」を使って、自分のすき間時間に働けるようになったら・・・、これはものすごく社会のためになるサービスなんじゃないか。そう考えると、気持ちが一気にタイミーに傾いていきました。この会社はこれから絶対に大きくなっていくと確信しましたし、5年後では絶対入れないと思いました。「チャンスは今しかない!」と思って、入社を決めたんです。

働く場所も時間も自分しだい。自由度は増し、それでいて収入は上がった。

転職していかがですか?

入って半年間は、北海道支社は2人だけでした。もう1人は上司ですが、普段は東京にいて、隔週で札幌に来ていたので、実質ほぼ1人。ですから、採用からマーケティング、次の移転先探しなど、しなければならないことがとても多く、当初はてんやわんやでしたね。

その後、ようやく人が少しずつ増えて仕事を分散できるようになり、やりたい仕事ができるようになってきました。今は、北海道支社は8人。全社的に見ると、1年間で社員は130名以上増えています。「タイミー」のユーザー数も、すごいスピードで成長していて、やっぱりすごいサービスだなと実感しています。

転職して良かったと思うことは?

まず、プライベートが充実しました。家庭のことに力を入れられるようになり、働き方もフリーになりました。時には気分を変えて、カフェで仕事をすることもできます。仕事内容についても、人手不足で困っている会社をダイレクトに助けることができますから、非常にやりがいを感じています。

例えば、石狩のあるお客さんのところでは、「タイミー」を使うようになってから、アルバイトの応募が増え、生産性が上がったと喜ばれています。地方の会社に貢献できている手応えをリアルに感じられるようになったことが、とても嬉しいです。

また、自分のキャリアアップという意味では、前職までは敷かれたレールの上を走ってきましたが、ここは違います。自分で作っていかないといけない。逆に、レールがないことで不安を感じる人もいるでしょうが、私はこんな体験ができるチャンスはめったにないと思っています。

拠点のルールを作らせてもらえるなんて、なかなかできないこと。そんな経験ができるんですから、ありがたい。もちろん、自分で作る難しさや苦しさもありますが、それも含めてやりがいを感じています。

困っていることや課題はありますか?

冬は雪が降ると大変ですね。バスが止まるので。でも、今は在宅で仕事をする選択肢もあるので、問題ないです。

生活面の変化はありましたか?

今は江別から札幌に通勤しています。高速バスを使えば30分くらいで札幌駅に着くので、意外とアクセスがいいです。仕事から帰宅する時間は前と変わりませんが、今は週2日ほど在宅勤務ができるようになりました。おかげで子どもたちと一緒に食事ができるようになったので、満足度は非常に高いですね。

この会社は働く場所を選ばないんですよ。仕事に支障がなければ、自宅でもカフェでも図書館でも、どこで仕事をしてもいいんです。子どもの学校行事も、有給休暇を使わずに、フレックスの中で自由に行っていいと、上司からは言ってもらっています。ありがたいことに、収入も増えました。昇給が年に2回あるんですが、入社して半年で前職を超えました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

もし今の仕事や、今の環境に悩んでいるのなら、違う会社を探すべきだと思います。ちゃんと周りを見たほうがいい。勉強のつもりでいいんです。視野を広げ、自分の可能性を考えて、そのうえで本当に転職するかどうか、決めればいい。転職活動をしたことで、外から自分を見ることができ、気持ちもリセットできます。

たとえ転職しなくても、もし悩んだり、迷っているなら、自分のキャリアを見つめ直すためにも、転職活動してみることをおすすめしますね。

その際には、転職コンサルタントの選択も重要です。大手はどうしても事務的な対応になりがちで、採用試験を受けて落ちても、なぜ落ちたのかがわからないし、次へのアドバイスもありませんでした。その点、リージョナルキャリア北海道はとても親身にサポートしてくれます。私は本当にお世話になりっぱなし(笑)。

あとで聞いた話ですが、タイミーは当初、若手の人材を希望していたそうです。ところが、担当コンサルタントが私のことを先方に話してくれ、「会ってみたい」と言われたのだとか。担当者が私のことを思い出してくれなかったら、今の自分はありません。そう考えると、「人生の道筋を作っていただいた」と、心から感謝しています。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
荻野 智史

初めてタイミー社の成長戦略を伺った際、北海道拠点の立ち上げに適任な方として真っ先に顔が思い浮かんだのが吉沢さんでした。同社からは「20代前半の若手がイメージに近い」と伺っていたものの、向上心、行動力、突破力が高く、自分の頭で戦略を練り、成功するまで行動し続ける吉沢さんこそ、同社で北海道拠点を立ち上げることができると強く思いました。

そのため、同社と吉沢さんに熱烈にその思いを伝えながら提案し、お会いいただくこととなりました。その結果、吉沢さんのこれまでのご経験や志向性が同社に高く評価され、当時の最年長社員として入社されることが決まりました。

吉沢さんがご入社されてから1年以上経ち、立ち上げの苦労も乗り越えられ、とてもイキイキと楽しそうな表情で仕事に向き合っていらっしゃる様子を拝見し、とても嬉しく思っています。吉沢さんのますますご活躍を、今後も楽しみにしています。

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