北海道の特色

北海道の基本情報

面積

83423.81k㎡

2022年12月公表/国土地理院
「全国都道府県市区町村別面積調」より

人口

5,183,000人

2023年3月公表/総務省統計局
「日本の統計2023」より

人口密度

62.13人/k㎡

小数第三位以下四捨五入

北海道の紹介・特徴

北海道は国土面積の約20%に相当する広大な面積を有しています。その広さゆえ、都市間距離は全国平均の1.5倍以上、最寄りの都市までの平均道路距離は、都市の規模にかかわらず全国平均の約2倍程度もあります。

2016年に青森-函館北斗間で開通した北海道新幹線は、2030年末に札幌までの延線を予定していますが、札幌と函館間の移動時間が短縮することで、道内における人の往来の活性化にも期待が寄せられています。

また、夏はさわやかな自然を楽しめる富良野や知床、冬はスキー客に人気のニセコ、また各地の温泉など、四季を通じて観光資源に恵まれていることでもよく知られています。札幌からのアクセスが良い新千歳空港は国際便も就航していることから、毎年国内のみならず海外からも多くの観光客が訪れます。

2019年に北海道を訪れた外国人客数は約254万人でしたが、そのうち中国、韓国、台湾、香港、タイからの観光客は全体の83%と、特にアジア圏の人々からの人気が高くなっています。

新型コロナウイルス流行に伴う渡航制限により、2022年度第一四半期の訪日外国人客数は統計上4,000人に落ち込んだものの、2023年2月に開催された「さっぽろ雪まつり」では、3年ぶりの開催ということもあり国内外合わせて累計175万人の来場者数を記録しました。その数は3年前の来場者数157万人を上回り、今後、訪日観光再開によるインバウンド効果が期待できます。

なお、県庁所在地である札幌市の人口は197万人(令和5年)で、道内人口の約38%にあたります。人口数では旭川市、函館市が続きますが、大企業の7割は札幌に集中しており、弊社でお預かりする求人の9割以上が札幌および札幌近郊の求人です。

北海道の
産業・仕事について

産業構造

産業大分類 企業数(社) 割合
卸売業、小売業 31,510 20.1%
宿泊業、飲食サービス業 24,700 15.8%
建設業 18,519 11.8%
生活関連サービス業、娯楽業 16,214 10.4%
不動産業、物品賃貸業 13,444 8.6%
医療、福祉 11,716 7.5%
サービス業(他に分類されないもの) 10,511 6.7%
製造業 8,448 5.4%
学術研究、専門・技術サービス業 6,822 4.4%
教育、学習支援業 3,910 2.5%
運輸業、郵便業 3,697 2.4%
農業、林業 3,131 2.0%
金融業、保険業 1,415 0.9%
情報通信業 1,279 0.8%
漁業 510 0.3%
複合サービス事業 466 0.3%
鉱業、採石業、砂利採取業 125 0.1%
電気・ガス・熱供給・水道業 57 0.0%
合計 156,474 100.0%

(総務省統計局「経済センサス」より)

産業の特徴

北海道の道内総生産は約20兆円で、全国の約4%に相当します。道内総生産の産業別構成比は、第一次産業が3.9%(全国1.0%)、製造業・建設業などの第二次産業が17.4%(全国25.6%)、卸・小売業や宿泊、飲食業、サービス、医療、福祉業などの第三次産業が76.9%(全国71.6%)となっています。全国に比べ第一次産業と第三次産業の割合が高いのに対して、第二次産業は低いものとなっています。

【第一次産業】
北海道は日本の食糧基地と呼ばれるほどに農業が栄えており、全国の約14.1%に当たる農業産出があります。小麦・大豆などの畑作物や、たまねぎ、かぼちゃ、スイートコーンなどの野菜、生乳や牛肉など数多くの農畜産物が全国第1位の生産量となっています。

【第二次産業】
製造業について見ると、産業全体に占める割合が9.4%(全国20.1%)で、全国平均の2分の1以下となっており、製造業における業種別構成を全国と比べると食料品のウェイトが高く、一般機械や電気機械、輸送用機械などが低くなっています。また、建設業は北海道の重要な基幹産業の一つとなっており、公共事業への依存度が高いのが特徴です。

【第三次産業】
日本の農業基地としての北海道という側面から名産食品もあり、温泉の多さも手伝って毎年多くの観光客を集めています。観光客などを対象とした小売業も盛んです。また、情報関連業が盛んで、札幌発の企業も多く、大手企業の支店などの拠点も置かれています。

※参照:北海道庁ホームページ「北海道庁データブック2022_経済」

有効求人倍率・平均年収

有効求人倍率
(2024年1月/厚生労働省
「一般職業紹介状況」より)
1.04倍
平均年収(男女計)
(2023年3月公表/厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より ※諸手当を含む総支給額)
32歳/399.6万円
37歳/429.3万円
42歳/467.6万円
47歳/465.8万円

上場企業一覧(証券コード順)

社名 本社所在地 業種 市場

株式会社ホーブ

北海道上川郡

水産・農林業

スタンダード

株式会社ホクリヨウ

北海道札幌市

食料品

スタンダード

株式会社FUJIジャパン

北海道札幌市

建設業

札証本則

株式会社北弘電社

北海道札幌市

建設業

札証本則

北海電気工事株式会社

北海道札幌市

建設業

札証本則

株式会社土屋ホールディングス

北海道札幌市

建設業

スタンダード

株式会社光ハイツ・ヴェラス

北海道札幌市

サービス業

アンビシャス

株式会社インサイト

北海道札幌市

サービス業

アンビシャス

日糧製パン株式会社

北海道札幌市

食料品

札証本則

雪印メグミルク株式会社

北海道札幌市

食料品

プライム

ウェルネット株式会社

北海道札幌市

サービス業

プライム

北海道コカ・コーラボトリング株式会社

北海道札幌市

食料品

スタンダード

北雄ラッキー株式会社

北海道札幌市

小売業

スタンダード

和弘食品株式会社

北海道小樽市

食料品

スタンダード

株式会社北の達人コーポレーション

北海道小樽市

化学

プライム

日本グランデ株式会社

北海道小樽市

不動産業

アンビシャス

株式会社ほくやく・竹山ホールディングス

北海道小樽市

卸売業

札証本則

株式会社エコノス

北海道札幌市

小売業

アンビシャス

株式会社フジタコーポレーション

北海道苫小牧市

小売業

スタンダード

株式会社ツルハホールディングス

北海道札幌市

小売業

プライム

株式会社丸千代山岡家

北海道札幌市

小売業

スタンダード

サツドラホールディングス株式会社

北海道札幌市

小売業

プライム

株式会社エコミック

北海道札幌市

情報・通信業

スタンダード

JIG-SAW株式会社

北海道札幌市

情報・通信業

グロース

フュージョン株式会社

北海道札幌市

サービス業

アンビシャス

エコモット株式会社

北海道札幌市

サービス業

グロース

株式会社CEホールディングス

北海道札幌市

情報・通信業

プライム

株式会社メディカルシステムネットワーク

北海道札幌市

小売業

プライム

SDエンターテイメント株式会社

北海道札幌市

サービス業

スタンダード

キヤリアバンク株式会社

北海道札幌市

サービス業

札証本則

株式会社キットアライブ

北海道札幌市

情報・通信業

アンビシャス

フルテック株式会社

北海道札幌市

サービス業

スタンダード

株式会社リビングプラットフォーム

北海道札幌市

サービス業

グロース

株式会社キムラ

北海道札幌市

卸売業

スタンダード

イオン北海道株式会社

北海道札幌市

小売業

スタンダード

株式会社ダイイチ

北海道帯広市

小売業

スタンダード

総合商研株式会社

北海道札幌市

その他製品

スタンダード

ナラサキ産業株式会社

北海道札幌市

卸売業

スタンダード

クワザワホールディングス株式会社

北海道札幌市

卸売業

スタンダード

株式会社北洋銀行

北海道札幌市

銀行業

プライム

株式会社ジャックス

北海道函館市

その他金融業

プライム

中道リース株式会社

北海道札幌市

その他金融業

札証本則

株式会社ロジネットジャパン

北海道札幌市

陸運業

札証本則

北海道中央バス株式会社

北海道小樽市

陸運業

札証本則

株式会社ファイバーゲート

北海道札幌市

情報・通信業

プライム

北海道電力株式会社

北海道札幌市

電気・ガス業

プライム

北海道瓦斯株式会社

北海道札幌市

電気・ガス業

プライム

株式会社アインホールディングス

北海道札幌市

小売業

プライム

株式会社カナモト

北海道札幌市

サービス業

プライム

株式会社進学会ホールディングス

北海道札幌市

サービス業

スタンダード

札幌臨床検査センター株式会社

北海道札幌市

サービス業

スタンダード

株式会社テーオーホールディングス

北海道函館市

卸売業

スタンダード

株式会社ニトリホールディングス

北海道札幌市

小売業

プライム

株式会社アークス

北海道札幌市

小売業

プライム

※複数の市場に上場の場合、代表的な市場のみを記載しております。また、更新日によって、最新状況と異なる場合がございます。

転職市況サマリー

2021年12月に1.02倍(全国平均1.17倍)だった有効求人倍率は、2022年12月には1.17倍(全国平均1.35倍)と推移しています。2019年2月にはインバウンド需要の盛り上がりで、有効求人倍率は1.27倍まで上昇しましたが、新型コロナウイルスの流行に伴って急激に減少。現在は行動規制や水際対策の緩和に伴い、サービス業を中心に求人ニーズは緩やかな回復基調にあります。

※参照:政府統計の総合窓口(e-Stat)「一般職業紹介状況(職業安定業務統計) 長期時系列表 11 都道府県(受理地)別 労働市場関係指標(実数、季節調整値)

その他、IT関連業や製造業などは引き続き採用意欲が高い状況が続いています。併せて、さらなる成長や世代交代に伴い、新しい経営幹部、CxO候補の採用ニーズが高まっています。

また、弊社実績では、将来の経営幹部となり得るようなU・Iターン転職者の平均年収は、ここ10年で167万円上昇し、545.6万円となっています。さらに、管理部門の紹介数実績は、2021年から2022年にかけて1.57倍増加と、大きな変化が見られました。

北海道の暮らしについて

家賃相場(月平均/円)

1R(20~29㎡) 36,832
1LDK(40~49㎡) 42,214
2LDK(50~59㎡) 44,309
3LDK(60~69㎡) 40,197

(2020年7月公表/総務省統計局「住宅・土地統計調査」より)

地価(坪単価平均/円)

1 札幌市中央区 2,192,121
2 札幌市北区 587,478
3 札幌市豊平区 499,731
4 札幌市西区 436,512
5 札幌市白石区 403,223

(2023年3月公表/国土交通省「地価公示」より)

ライフスタイル

北海道の冬は外気温が下がることから、住宅は熱を逃がさないような造りとなっています。壁や床には断熱材が多く使用され、窓ガラスは外窓と内窓の「二重窓」になっている住宅もあります。この二重窓は、冷気侵入の影響が最小限になる効果のほか、間に空気の層を挟むことによって結露の発生を防止しています。

戸建住宅の玄関も"ドアを開けるといきなり外"ではなく、外気や冷たい風が直接室内に入るのを防ぐために「風除室」を設置している家も多くあります。また賃貸物件には暖房器具がほぼ常備されています。

このように、最近の北海道の住宅は暖かく過ごす工夫がしっかりと施されているため、冬場でも室内は薄着で過ごすことができ、暖房の効いた部屋で冷たいアイスクリームを食べることも珍しくありません。一方、未だに冷房がない家も多く、エアコンの一般家庭の普及率は4割程度です。

通勤方法・時間

札幌の市内中心部には地下鉄・鉄道(JR)・市電・バスなどの公共の交通機関が発達しているため、通勤時間は平均20~30分程度です。市内の中心部は地下通路もあるため、雪や雨の日でもさほどストレスなく外出が可能です。

また、郊外に住む方の車通勤も一般的です。月極駐車場は札幌市中心部では1万円を超えますが、地下鉄沿線で7,000円~1万円、バス便のエリアになると5,000円前後です。

自治体による暮らしの支援

「北海道UIJターン新規就業支援事業」として、移住支援金制度があります。東京23区(在住者または通勤者)から北海道へ移住し、マッチングサイトに掲載されている移住支援金対象企業に就業した方に対して、国・道・市町村が共同で移住支援金(100万円[単身の場合は60万円])を支給する制度です。以下に一例をご紹介します。

【石狩市】
-石狩市結婚新生活支援事業
新規に婚姻した世帯が、市内で安心した生活をスタートできるよう、婚姻に伴う住居費や引越し費用などを助成。

【新篠津村】
-住宅建築(購入)に対する助成
村内の団地に住宅を新築し、居住された方に対して3年間支援金を給付(①子育て②温泉入浴支援③定住支援のいずれか)。

※助成を受けるにはさまざまな条件がありますので、各HPをご確認ください。

また、札幌市には道内の約4割の病院が集中しており、市内の病院数は228件。その他、一般診療所は1,433件、歯科診療所は1,380件あります。

北海道の子育て・教育について

幼稚園・保育園数

国公立 私立
幼稚園 41 306

(2022年12月公表/文部科学省「学校基本調査」より)

国公立 私立
保育所 203 467
幼保連携型認定こども園 20 254
保育所型認定こども園 30 101

(2022年12月公表/厚生労働省「社会福祉施設等調査」より)

子育てのしやすさ

幼児期、小学生時代など子どもの成長に合わせた遊びが選択できる豊かな自然に恵まれており、思い出深く、快適な育児ができます。夏場は涼しい気候の中、各地域で祭りやイベント、花火大会などが盛んに開催され、冬場はスキー・スノーボードなどのウィンタースポーツや雪遊びを楽しむことができます。

札幌市内にも、モエレ沼公園、北海道開拓の村、滝野すずらん公園など緑豊かで広大な敷地を持つ公園が数多くあり、一年を通して家族みんなで遊ぶことが可能です。また、キッズスペースがある大型ショッピングセンターや飲食店も豊富にあり、子連れで楽しみやすい環境が整っています。

一歩郊外に出ると、市内から車で30分~1時間程度の距離に山や海、湖、温泉など自然に触れることができる場所があり、日帰りでリゾートを満喫することも可能です。

学校数

国公立 私立
小学校数 962 4
中学校数 557 16
高校数(通信教育を含む) 222 50
大学数 13 24

(2022年12月公表/文部科学省「学校基本調査」より)

教育環境

中学受験ができる札幌市近郊の国公立学校は北海道教育大学附属札幌中、札幌開成中等教育学校の2校であり、近年出願者が増加傾向にあります。

高校も公立高校への進学希望者が多く、札幌では、札幌南・札幌北・札幌西・札幌東・札幌旭ヶ丘高校などが偏差値上位校となっています。2022年は、これら5校からの北海道大学入学者数は計376名でした。

一方で、私立高校は特別進学コースや充実した設備など特色ある学校が増えてきています。札幌第一高校・北海高校・札幌光星高校などでは、出願数が増加傾向にあります。また北嶺高校や立命館慶祥高校なども人気です。

自治体による子育て・教育の支援

北海道では「どさんこ・子育て特典制度」を設け、全道各地の企業・施設と社会全体が子育て家庭を応援しています。妊娠中の方、もしくは小学6年生までの子どもがいる世帯に特典カードを配付しており、子ども同伴での買い物や施設利用に特典カードを提示すれば、協賛店舗からさまざまなサービスを受けることができます。

また、安心して子ども連れの外出ができるよう、北海道公式育児総合ポータルサイト「HAGUKUMU(ハグクム)」を運用しています。

札幌市では2021年度、認可保育所や認定こども園、その他の保育サービスによる子ども受け入れ枠の拡大を実施しました。それにより2022年4月1日現在、待機児童数「5年連続0人」を達成しました。

また、多様化する保育ニーズに対応するため、既存幼稚園の認定こども園への移行や、認可保育所等の整備などによる受け入れ枠拡大を積極的に行っています。さらに、保護者が安心して必要なサービスを受けることができるよう、保育人材の確保支援に取り組むなどの取り組みを進めています。

※参照:北海道 結婚・妊娠・育児総合ポータルサイト「ハグクム」

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