2022.08.18
【雪国に必要な車とは?】札幌の交通事情・車の購入について

こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント 陳華儀です。
今回は、北海道ならではの「自家用車を購入するときのポイント」をご紹介します。
札幌の交通事情
まずはじめに札幌の交通事情についてお話しします。
札幌は地下鉄や市電などの公共交通機関だけでも十分に楽しめる地域です。土日祝は「ドニチカキップ」という地下鉄乗り放題のお得な乗車券がありますし、札幌市営地下鉄は南北線・東西線・東豊線3路線、46駅あるため、市内であればどこでも気軽に行くことができます。また冬期の北海道はアウトドアレジャーが盛んですが、札幌国際スキー場やルスツスキー場には札幌駅付近から送迎バス(有料・無料)が出ています。一年中、公共交通機関だけでも十分楽しめるため、私自身、来札したばかりの頃は前述の乗車券や送迎バスを沢山活用していました。
一方で、北海道にはキャンプ、登山、道の駅巡り...という楽しみ方もあります。車があると行動範囲がより広がるため、生活スタイルに合わせた移動手段の一つとして購入を考えるのもよいと思います。車を購入する際の検討材料を何点か挙げますので、北海道へ移住を検討される方の参考に少しでもなればと思います。
※参考:ドニチカキップ(最終閲覧日:2022年8月18日)
駐車場について
賃貸物件には、敷地内駐車場、近隣の月極駐車場(青空駐車場)、車庫が付いている物件等があります。北海道の積雪期を考えると、車庫が付いている物件がベストです。しかし車庫付きの賃貸物件は少ないため、敷地内に駐車場がある物件を検討する...というのが現実的かと思います。敷地内駐車場はロードヒーティングの有無、月極駐車場は除雪が入るか否か(※)等を事前に確認しておくこともお勧めします(外出する際に除雪を行うと、体力を消耗すると同時に、降雪量次第では大幅に時間が掛かるといったこともあります...)。
※駐車場付近の道路が行政の除雪実施路線なのかを調べておくのもおすすめです。
車のスペックについて
自動車の駆動方式は2WDと4WDがあり、2WDは前輪または後輪のどちらかが駆動する車、4WDは4輪全てが駆動する車を指します。2WDのうちFFは「フロントエンジン・フロントドライブ」の略で、前方にエンジンを搭載し前輪が駆動するタイプの車です。
北海道では、圧倒的に冬道に強い4WDをお勧めします。FFでも大丈夫と思いきや、年に数回スタックするという声を耳にします...。
その他、車種には寒冷地仕様のものと全地域通用のものがあります。北海道で新車を購入する時は、オプションではなく初めから寒冷地仕様が標準装備となっていますが(標準車よりも数万円程度高い価格です)、中古車を購入する場合は仕様を確認した方がいいですね。また、豪雪地域ならではの「あったら便利!」な装備品はこちらです。
・冬は凍結防止のため融雪剤塩カルシウムが散布されます。塩は金属を腐食させる性質をもつため、車に下回り防錆塗装をしておくことをおすすめします。
・スタッドレスタイヤは必須です。維持費を考える際は加算を忘れずに!
・急な降雪や積雪に備えて車内にスコップや手袋などを常備しましょう。
冬期安全運転講習
冬の北海道の運転は不安...という方におすすめなのは冬期安全運転講習です。冬道特有の道路状況を再現し、急ハンドルや急ブレーキなど様々な体験をすることにより、危険を回避する操作を学習できる内容です。
冬道特有の道路状況は、わだち走行・離脱体験、アイスバーンでの急制動と緊急回避、下り坂アイスバーンでの危険体験、アイスバーンでのスラローム走行、凍結横傾斜路面での発進と停止、アクシデントからの脱出などです。

引用:中央バス自動車学校 冬道安全運転講習(最終閲覧日:2022年8月18日)
※参考:桑園自動車学校 冬道安全講習(最終閲覧日:2022年8月18日)北海道の雪道には注意が必要ですが、安全に気をつけてしっかりと対策を行えば、車は行動範囲を広げてくれる頼もしい相棒になってくれるでしょう。北海道で車の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
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