2022.06.20
札幌市内から車で1時間!北海道登山の魅力を堪能

こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、陳です。
私の趣味のひとつに"登山"があります。2016年に台湾から札幌に移住したころ、友達をつくりたいと思い社会人サークルに参加して以来、軽登山にハマりました。夏になると毎週のように山に登り、北海道登山の楽しさと美しさを堪能しています。そこで今回は、初心者の方にもおすすめしたい登山スポットをご紹介します。
支笏洞爺国立公園
札幌中心部から車で1時間程度の場所にある支笏洞爺国立公園は、戦後まもない昭和24年、日本で14番目に指定された国立公園です。総面積は99,302haで、うち支笏湖地区が29,852haと全体の30%を占めています。さまざまな火山活動によって形作られた山群で構成されています。

引用:支笏湖ビジターセンター 支笏湖と樽前山・風不死岳(最終閲覧日:2022年6月20日)
樽前山、風不死岳、紋別岳など支笏湖周辺にある山の多くが標高1000m前後です。どの山もコースタイムが往復3~4時間と、初心者の方でも気軽に楽しめるのが魅力。登山道周辺にはハクサンチドリなどの花々が咲いており、山頂からは支笏湖を一望できます。下山後は丸駒温泉で疲れを癒すのがおすすめです。

引用:環境省HP(最終閲覧日:2022年6月20日)
空沼岳
支笏湖周辺で特におすすめの山は「空沼岳」です。
空沼岳は標高1,251m。初心者でも登りやすく、札幌市民から特に親しまれている山の一つです。コースタイムは7時間半と長めですが、美しい沼景色、札幌市街の眺望、運が良ければ羊蹄山(雲がかかっていることが多い山)の全容を見ることができるかもしれません。冬はスキー登山が行われるなど、年間を通して登山客やハイキング客が多く訪れます。
山頂付近は支笏洞爺国立公園の第1種特別地域に指定されています。周辺には山の名の由来とされる「空沼」をはじめ大小6つの沼があり、「万計(ばんけい)沼」「真簾(みす)沼」「青沼」から登山道が通じています。登山口から約8kmの緩やかな登山道を歩けば3時間半ほどで頂上へ。途中でエゾシマリスも可愛らしい姿を見せてくれます。
参考:札幌観光協会(最終閲覧日:2022年6月20日)


左上から時計回りに万計沼、真簾沼、空沼岳山頂(2枚)※筆者撮影
初夏の北海道登山の魅力
北海道には日本百名山に選ばれたり、絶景を楽しめたりといった魅力的な山がたくさんあります。そして、6月からが絶好の登山シーズンです。この時期ならまだ虫があまりいないため特別な虫対策は不要ですが、皮膚を露出しないように長袖長ズボンが基本です。まだ雪が残っているため、初心者の方はストックを持参した方がよいでしょう。
実際に私が空沼岳を登った6月のある日、気温は10~15度程度でしたが日差しがあり動いていると暑いくらいでした。新緑が眩しく、夏を感じたことを覚えています。しかし山を登っていると、なんと桜が咲いていたのです。山頂付近には雪が残っているところもありました。冬・春・夏をひとつの山で味わえることも、初夏の北海道登山の魅力です。

画像:筆者撮影
登山の注意点
最後に登山の注意点をお話ししたいと思います。
道中に山小屋があり管理人はいますが、避難小屋です。食べ物等は販売していないため、登る前に準備しておくとよいでしょう。また、ヒグマの生息地でもあります。クマよけの鈴をつけるなど、しっかり対策してくださいね。川の水などはエキノコックスが入っている可能性があるため飲めません。十分な量の飲料水を持参しましょう。
北海道登山はこれからの季節がベストシーズンです。皆さんも今年の夏はぜひ、登山を楽しまれてはいかがでしょうか。
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